8月お盆にタイ・バンコクに行ってきました。毎度のことながら通信手段として現地SIMを使います。前回はDTACのSIMカードを使っていたようなので、今回はAISにしました。
フィリピン航空でマニラ経由の乗り継ぎ便でやってきました。多少の疲れはあるものの時間的にはまだそこまで遅い時間ではないので空港内のSIMカウンターで手続きしました。
購入したSIMカードは、「AIS(エー・アイ・エス/タイ)」のもの。Amazonでも購入できるみたい。4泊ほど使用したので周波数(バンド)、APN設定、通信速度などを記事投稿します。
AIS(エー・アイ・エス/タイ)
AISと言えば、タイに何度か渡航している人であれば知らない人はいないでしょう。タイ国内最大シェアを持つ通信キャリアです。「AIS(エー・アイ・エス/タイ)」と呼んでいましたが、正式名称は「アドバンスト・インフォ・サービス」と呼ぶらしいです。
タイ首相、タクシン・チナワットのシン・コーポレーション・グループの子会社。1986年4月24日[1](タイ仏歴2529年)、タイ電話公社から携帯電話の事業権を取得し、携帯電話を事業に参入した。その後、タイでの電話の普及とともに大会社に成長。タイ国内最大のシェアを誇る。
Wikipedia「アドバンスト・インフォ・サービス」
タイにおける携帯電話サービス事業は、下記表の3社でほぼ占有されています。3Gサービスは2013年から、4Gは2015年からそれぞれ開始されています。
AIS | 44.9% |
---|---|
DTAC | 30.4% |
True Move H | 23.0% |
規格、周波数、バンド(2G, 3G, 4G/LTE)
周波数帯は非常にシンプル。日本で「SIMフリーフォン」と冠がつけば、ほぼ対応しているバンドです。
バンド | 規格 |
---|---|
900 (E-GSM) | GSM |
1800 (DCS) | |
B1 (2100) | UMTS |
B8 (900 GSM) |
AIS対応エリア(主要都市)
▲ 記事投稿時点における日本人に人気の主要都市のカバレッジです。エリア的には問題ないですね。画像の上半分を押すと拡大可能です。
APN設定
日本で「SIMフリーフォン」と冠が付いている製品だと概ね設定不要でしょう。
名前 | AIS internet |
---|---|
APN | internet |
プロキシ | 未設定 |
ポート | 未設定 |
ユーザ名 | 未設定 |
パスワード | 未設定 |
サーバー | 未設定 |
MMSC | 未設定 |
MMSCプロキシ | 未設定 |
MMSポート | 未設定 |
MCC | 520 |
MNC | 01 |
認証タイプ | CHAP |
APNタイプ | defalult |
APNプロトコル | IPv4 |
APNローミングプロトコル | IPv4 |
ベアラー | 指定なし |
MVNOの種類 | None |
MVNOの値 | 未設定 |
バンコク・スワンナプーム国際空港で入手
空港内でSIMカードを入手しました。スワンナプーム国際空港では主要キャリアのキオスクがいくつかあります。前回、DTACを使っていたのでこの日はAISにしました。
▲ 旅行者用のパッケージです。電話やSMSは少なめ、データ量が多いのが特徴です。この時は4泊ほどの予定だったので一番安い8日間299バーツのプランにしました。結果としては必要十分でした。
プラン | 料金 | 内容 |
---|---|---|
8日間プラン | 299バーツ |
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10日間プラン | 449バーツ | 3.5GBまで通信し放題、以降は速度制限あり |
容量4.5GBプラン | 549バーツ |
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容量9GBプラン | 549バーツ |
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容量15GBプラン | 1,049バーツ |
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容量24GBプラン | 1,849バーツ |
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▲ プランは日数から考えるか、データ容量から考えるかと言った具合です。
AISの気になる速度
時間帯 |
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PING値 |
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下り速度 |
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上り速度 |
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私のスマートフォンとの相性
私は、2019年に発売されたXperia10を愛用しています。バンコクやアユタヤで、AISの電波を問題なくつかむことができました。
実は事前購入できるタイSIMカード
今はいろいろ選択肢がある時代。レンタルWiFI、現地SIM、ローミングSIM、そして変なやつも。
タイの場合は、空港内で安心してSIMカードを購入することができます。街中でも露店などでなければボラれるケースもほぼないでしょう。
最近では、アマゾンで入手できる東南アジアのSIMカードは価格が崩れてきていて空港で入手するよりも安いケースがあります。自分で設定する手間があるので、それを煩わしいと感じない方は使ってみると良いと思います。
アマゾンでの購入
探すとアマゾンでもタイのSIMカードがあります。現地で自分で設定する手間はあるものの比較的安く手に入ります。
▲ 検索するとこんな感じ。
Klook、KKdayでの手配
KlookやKKdayというアプリをご存知でしょうか。
旅行業界では飛行機に搭乗していない時間に商機を見出そうとしています。これらのアプリを使うと海外の投稿先でのツアー、アクティビティなどスマホから簡単に探して予約することが出来ます。わりと細かいサービスがあって、通信手段(レンタルWiFI、現地SIM)、空港から市内への移動手段としても使うことができます。
アプリからの支払いなので現地では受け取るだけ、英語ができなくてもスマホのバウチャーを見せれば理解してくれます。空港からの移動も合わせて手配するのもアリ。
変なSIM
変なSIMといっても本当に変ではなくて名前が変なだけ。
いわゆる「エアシム」の類でいつものSIMカードに貼り付けて、後はアプリで通信をチャージします。500円/200MBと少し割高なのですが、対応する国は世界75カ国と多くの地域をカバーします。そして、使い始めるまでのプロセスは手軽です。
タイの場合、Dtacが対応キャリアになっています。
公式 HISモバイル
最後に
タイはどのキャリアでも安心して使えますね。アユタヤで郊外に出ましたが、全く問題なく通信できました。
次回のタイは10月に乗り換えで立ち寄る予定はあるものの、入国はしません。だから来年以降にまた行こうかと思います。