マレーシアでディジ (DiGi Telecommunications)のSIMを使う機会があったので、使用感をレビューします。KLIA(クアラルンプール国際空港)でSIMを入手できます。補足情報として、ディジの周波数、バンド、APNの設定も掲載します。
マレーシアには、通信キャリアが4社あります。SIMフリーのスマートフォンをお持ちの方は、現地SIMでの通信してみましょう。
記事内、現地通貨で表記することがあります。
現在、 1マレーシアリンギット(MYR) = 円です。1万円を両替すると、 リンギットになります。
よく使う通貨・紙幣
- 5リンギット: 円
- 10リンギット: 円
- 20リンギット: 円
- 50リンギット: 円
- 100リンギット: 円
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ディジ (DiGi Telecommunications/マレーシア)
ディジ (DiGi)は、マレーシア国内で3番目の規模の通信キャリアです。株主には、ノルウェー系の通信キャリアであるTelenorが大株主として加わっています。
1995年に事業を開始して、ポストペイ、プリペイドペイなどのプランを通じて、音声、データ通信、メッセージングなどのサービス提供をしています。
マレーシア国内ほかのキャリア同様、2G, 3G, 4G/LTEのサービスを提供しています。ディジ (DiGi)の店舗は、空港や街中に点在しています。プリペイドSIMのクレジット残高も同様の場所で購入可能です。
規格、周波数、バンド(2G, 3G, 4G/LTE)
通信規格 | 周波数 | バンド |
---|---|---|
2G(GSM) | 900 | E-GSM |
1800 | DCS | |
3G(UMTS) | 2100 | B1 |
4G(LTE) | 2600 | B7 |
APN設定
名前 | U Mobile |
---|---|
APN | my3g |
プロキシ | 未設定 |
ポート | 未設定 |
ユーザー名 | 未設定 |
パスワード | 未設定 |
サーバー | 未設定 |
MMSC | http://10.30.3.11/servlets/mms |
MMSCプロキシ | 10.30.5.11 |
MMSポート | 8080 |
MCC | 502 |
MNC | 18 |
認証タイプ | 未設定 |
APNタイプ | defalult,supl,mms |
APNプロトコル | IPv4 |
APNローミングプロトコル | IPv4 |
ベアラー | 指定なし |
MVNOの種類 | None |
MVNO値 | 未設定 |
クアラルンプール国際空港(KLIA)でのプリペイドSIM入手
KLIA内では、マレーシアの通信キャリア4社のプリペイドSIMを入手することが可能です。
空港内店舗の場所
空港の制限エリア内・外の両方で店舗が見られました。私は、入国審査、手荷物引渡所を終えた後、到着出口近くのディジ (DiGi)店舗を利用しました。
▲ KLIAの到着階の風景です。
▲ KLIA到着階の出口を出ると、左に曲がります。バーガーキングが見えますが、キャリア店舗はその手前に数件あります。好きな店舗を使うと良いでしょう。
インターネット上の口コミを見る限り、どのキャリアでも通信の品質に大きな違いはないようです。
空港で入手できるSIMとパッケージプラン
▲ プランは、ラミネート加工されたプラン用紙で掲示してくれます。7日間のプラン、15日間のプランがありました。4泊の予定だったので、上の安いほうを選びました。
設定は店員がやってくれます(日本語OSのままでOK)
このページでは、APNの設定を記載していますが、実際の空港では店員が設定してくれます。
日本語OSのままだと、設定しづらいかとOSを英語化する旨伝えましたが、特に不要とのことで日本語OSのまま設定をしてくれました。
ズボンのポケットに入れるとかNG、しまう場所は決めておきましょう。SIMカードケースを準備しておくと便利です。値段も安いです。
ディジ (DiGi)の気になる速度
数回、計測してみました。データは、2018年8月です。
場所 | PING値 | 下り速度 | 上り速度 |
---|---|---|---|
ペナン国際空港 | 122 ms | 5.43 Mbps | 2.32 Mbps |
ジョージタウン(ペナン島) | 80 ms | 18.33 Mbps | 8.83 Mbps |
ソフィテル・クアラルンプール・ダマンサラ | 82 ms | 20.55Mbps | 18.55 Mbps |
SIMフリー iPhoneとの相性(iPhone7 Product Red)
今回は、私のお連れさんに使用してもらいました。マレーシア国内で、ディジ (DiGi)の電波を問題なくつかむことができました。
山間地でも繋がった(ペナン島・ペナンヒル)
▲ ペナン島に行った際に、ペナンヒルに行きましたが問題なく接続されていました。一方で、私が使ったユーモバイル(U Mobile)のSIMは電波のつかみが悪かったです。
実は事前購入できるマレーシアSIM
今はいろいろ選択肢がある時代。レンタルWiFI、現地SIM、ローミングSIM、そして変なやつも。
マレーシアのSIMは今回の記事のように空港や街中で入手することができます。英語が不安でもまぁ、指差しでなんとかなるでしょう。
アマゾンでの購入
マレーシアに行かれる方には他の国も周遊される方も多いと思います。そういった場合には、周遊プリペイドSIMが便利です。1枚のSIMで複数の国をカバーできるので楽チンです。
日本人に人気のAIS Sim2Flyならマレーシアも対象国に入っています。多くのトラベラーが使ってきた評判のSIMカードです。
Klookで手配
Klookというアプリをご存知でしょうか。
旅行業界では飛行機に搭乗していない時間に商機を見出そうとしています。これらのアプリを使うと海外の投稿先でのツアー、アクティビティなどスマホから簡単に探して予約することが出来ます。わりと細かいサービスがあって、通信手段(レンタルWiFI、現地SIM)、空港から市内への移動手段としても使うことができます。
アプリからの支払いなので現地では受け取るだけ、英語ができなくてもスマホのバウチャーを見せれば理解してくれます。空港からの移動も合わせて手配するのもアリ。
Klook 4G SIM Card(クアラルンプール国際空港)
変なSIM
変なSIMといっても本当に変ではなくて名前が変なだけ。
いわゆる「エアシム」の類でいつものSIMカードに貼り付けて、後はアプリで通信をチャージします。500円/200MBと少し割高なのですが、対応する国は世界75カ国と多くの地域をカバーします。そして、使い始めるまでのプロセスは手軽です。
今回の渡航でも乗り継ぎのハノイ~ホーチミンでSIM購入するまで使っていました。せっかちなので飛行機の到着直後から使いたく。
公式 HISモバイル
最後に
私は、ユーモバイル(U Mobile)を使って、お連れさんにこのディジ(DiGi)のSIMを使ってもらいましたが、電波の入りなどはディジ側の方が良い感じでした。おおむね、日本にいる時と同様、快適にモバイル通信をすることが出来ました。
▼ 2018年夏のマレーシア旅行記は次のまとめ記事に集約しています。
- 旅程
- 観光・ツアー内容
- 移動手段
- 宿泊先
- 旅費
などポイントを記載しました。