ベトナムに渡航した際に使った「MobiFone」SIMの使い勝手を投稿します。
2018年から渡越し始めて、はや4回目となりました。行くたびに使う通信キャリアを変更し、こちらも4社目。これで主要4社のSIMをすべて試しました。
「MobiFone」は、ベトナムキャリアの3番手となります。今回は日本にいる間にSIMを準備して、飛行機内でセットアップ、着陸してすぐに通信できるようにしたいという算段です。
MobiFone(モビフォン/ベトナム)
MobiFoneは、ベトナム通信キャリアの一つ、1993年4月に設立されてハノイ南西部の自治区(Trung Hoà)に本社を構えます。
正式の英語名称は「Vietnam Mobile Telecom Services One Member Limited Liability Company」となるようです。とても長い名前ですね。「Limited Liability Company」というのは”有限責任会社”というものになるそうです。
Viettel(ベトテル) | 40.67% |
---|---|
Vinaphone(ヴィナフォン) | 30% |
MobiFone(モビフォン) | 17.9% |
Vietnamobile(ベトナモバイル) | 8% |
その他 | 残りのシェア |
シェアでは3番手となっていますが、ハノイでの通信速度では上位2社よりも早い速度が出るとの声があるようです。まもなく5Gサービスにも着手しているようで今後が期待されるキャリアです。
VIET-JO(@VIET_JO)さんのベトナムニュースの取り扱いが素晴らしいです。ツイッターでフォローして、ベトナム情報の参考にしています。
規格、周波数、バンド(2G, 3G, 4G/LTE)
バンド | 規格 |
---|---|
900(E-GSM) | GSM |
1800(DCS) | |
B1(2100) | UMTS |
APN設定
名前 | MobiFone |
---|---|
APN | m-wap |
プロキシ | 未設定 |
ポート | 未設定 |
ユーザ名 | mms |
パスワード | mms |
サーバー | 未設定 |
MMSC | 未設定 |
MMSCプロキシ | 未設定 |
MMSポート | 未設定 |
MCC | 452 |
MNC | 01 |
認証タイプ | 未設定 |
APNタイプ | defalult |
APNプロトコル | IPv4 |
APNローミングプロトコル | APN Enabled |
ベアラー | 指定なし |
MVNOの種類 | None |
MVNOの値 | 未設定 |
アマゾンで「MobiFone(モビフォン)」SIMを買ってみた
ベトナムのSIMは空港や街中、ホテル配送など試しました。今回はアマゾンで購入してみました。
この記事投稿時点では、アマゾン上では「MobiFone(モビフォン)」の取り扱いが豊富です。キャリア名で検索すれば数多く表示されます。レビュー見ている限りは評判も良さそうです。
購入したのは、データSIMですがツーリストSIMを選ぶと通話も使えるようです。調べて値段がさほど変わらないようであれば後者がよさそうです。データSIMでも着信は可能となっていました。
- SIMフリースマートフォンで使える
- SIMサイズ:通常・micro・nanoサイズに対応
- 音声は着信のみ利用可能
- テザリング利用可能
- データ通信量:10GBまで高速通信可能
- ※10GBの上限を超えると128kbpsに速度制限されます。
- 利用期間:ベトナムにて開通手続き後、30日
開封の儀
そんな大袈裟なものではないですが。
▲ 黄色いパッケージが印象的です。
▲ 中に数ページのマニュアルのようなものが入っていました。中国語ですかね。
▲ 発送主オリジナルの日本語マニュアルが入っていました。アクティベーション方法がこのマニュアルに記載されています。
iPhone11で使ってみた
iPhoneはSIMカードを入れるだけで使えるようになりました。プロファイルとかは特に入れてないです。Androidの場合は機種によってはAPN設定が必要になると思います。
使い始めにはアクティベーションが必要でした。
- SIMを入れる
- (Androidの場合)APNを設定する
- iPhoneを使っていて国内キャリアの構成プロファイルを入れている場合では一旦削除する必要があるかもしれません。
- 「900」に電話発信する
- 通信開始
一旦、通信が始まれば利用期間は30日、10GBまでの通信は可能です。
キーボードが気になりますかね?ロジクールのKeys-to-goというアイテムになります。iPhone/iPadデバイス用のキーボードで重さは180gでペラペラです。でもそれなりにタイピングできるので出先で長文を打ち込むときに助かっています。
気になる速度
場所 | 時間帯 | PING値 | 下り速度 | 上り速度 |
---|---|---|---|---|
空港から近い場所 | 00:00 | 106ms | 36.06 Mbps | 5.10 Mbps |
ホーチミン1区 | 16:00 | 36ms | 7.92 Mbps | 6.51 Mbps |
到着してすぐにGrabで移動しながら計測しました。日時が変わる頃でしたが通信は爆速でした。日が明けてホテルで計測した際も許容範囲の通信速度でした。
当ブログではヴェトナモバイル(Vietnamobile)の記事も投稿していますが、市場シェアはMobifoneが2倍以上と規模が異なります。通信カバレッジも広いし、当ブログ計測では今回のモビフォン側の方が優秀な印象です。
アマゾン上ではこの2社のSIMが手に入りやすいのでどちらか迷った場合はモビフォンをオススメします。
実は日本で準備できるベトナムSIM
今はいろいろ選択肢がある時代。レンタルWiFI、現地SIM、ローミングSIM、そして変なやつも。
前持って用意しておくと「ボラれる」心配はなくなります。ベトナムドンは通貨の桁が多いので、不慣れだと金銭感覚がおかしくなります。彼らもそのことはよく分かっている。最初の渡航の際に、タクシーでボラれそうになりました。通貨コンバーターで確認してびっくり。もちろんお断りしましたが。
初めてベトナムを訪問する、英語でのコミュニケーションも不安という方は予め手配しておくと安心です。
最後に
アマゾンであれば日頃買い物にも慣れているので手軽で良いですね。アクティベーションが必要ですが、予習をきちんとしておけばフライト着陸後から通信を始めることができます。