ベトナムで使えるSIMを日本で事前に購入する方法について調べてみました。
ここ数年で複数回、ホーチミンシティに渡航しています。SIMの入手は空港や街中、変わり種としてはアプリ(Klook)でホテル配送してもらったりもしました。
ベトナムのSIMは日本でも購入できます。Amazonで調べるとわりと許容範囲の値段で売られています。おそらくは個人が輸入して販売されているんだと思います。
ベトナム〜日本間のフライトはベトナム航空、ベトジェットエアが果敢に販路を広げています。そんな背景があるのか、個人輸入・販売の参入者が増えているんですかね。SIMの値段が見るたびに下がっていくような気がします(ご苦労様です…
言葉が不安よ。日本にいるうちに購入しておきたいわ。
ベトナムのマネキンのくせに…
ベトナムのキャリア事情
ベトナムの通信キャリアは、大手4社(Viettel, Vinaphone, MobiFone, Vietnamobile)で9割以上のシェアを誇っています。Viettel(ベトテル)、Vinaphone(ヴィナフォン)のシェアが大きいですが、いずれも政府が主導する企業となります。
通信キャリアを選ぶ場合は、次の4社を選べばまず無難でしょう。
Viettel (ベトテル) |
40.67% | 当ブログ 使った感想 |
---|---|---|
Vinaphone (ヴィナフォン) |
30% | 当ブログ 使った感想 |
MobiFone (モビフォン) |
17.9% | 当ブログ 使った感想 |
Vietnamobile (ベトナモバイル) |
8% | 当ブログ 使った感想 |
その他 | 残り | N/A |
ベトナム用SIMの事前購入
SIMは現地空港で主要4社のものは入手できます。英語がある程度通じるので言葉で不安がない方は現地購入が確実です。
料金プランも宿泊日数に応じたものが用意されているので短期旅行であればまかなえます。指差しでプランを選んでスマホを渡せば設定してくれます。メジャーなスマートフォン(iPhone, サムソン)であれば、日本語の画面のまま設定してくれこともあります。
一点注意としては、ベトナムドンは桁数が非常に多いので、初めての渡航の場合は金銭感覚が麻痺します。料金プランが妥当かどうか、為替変換アプリできちんと計算して納得して購入することを勧めます。
事前チェック事項
日本で事前購入するということは、自分で設定することを前提にしていると思いますので次の3点は抑えておきましょう。
知っている方は読み飛ばしてください。
- スマホがSIMフリーになっているか
- スマホの周波数(バンド)を把握しているか
- APN設定方法を把握しているか
スマホがSIMフリーになっているか
最低条件です。キャリアのSIMロックがかかっている状況ではSIMを挿しても使えませんのでかならずSIMフリースマホを入手しておきましょう。3大キャリア(ドコモ、KDDI、ソフトバンク)を使っている人はSIMロック解除をしてもらいましょう。
スマホの周波数(バンド)は分かっているか
バンド | 規格 |
---|---|
900(E-GSM) | GSM |
1800(DCS) | |
B1(2100) | UMTS |
スマホは電波を捉えて通信を行います。電波はいくつかの周波数帯に分かれており、スマホが対応する周波数のみ使うことができます。言い換えると、対応していない周波数では通信できないということです。
ということで事前に使っているスマホの周波数を調べておきましょう。「(スマホの)型番+周波数」などでググると比較的すぐに見つかると思います。
よく分からないな… という方は日本で売られていて「SIMフリースマホ」と冠がついた製品を購入していれば、ベトナムで使える可能性は高いです。ベトナムの周波数は通信業界でよく使われるバンドです。
APN設定方法を把握しているか
SIMフリーのiPhoneはAPN設定は不要です。SIMを挿せば自動認識します。
アンドロイドは、ここ数年で販売されたものであれば自動認識すると思いますが、場合によっては手動でのAPN設定が必要なケースはありえます。
日本で変えるベトナム用のSIM
安心の主要4社から選ぶ
この記事投稿時点では、Vietnamobile, Mobifoneの取り扱いが多いですね。
Amazonで調べるときは、「ベトナム SIMカード」「キャリア(英語名)」などで調べるとすぐに検索できます。日本語説明書付き、説明書なしなどあるので予算に合わせて選択すれば良いでしょう。
SIM2Fly by AIS
タイの通信会社AISが発行するローミングSIM。
14ヵ国、16ヵ国、20ヵ国のものが流通しています。ベトナムが含まれているのは後者16ヵ国以上のバージョンになります。SIM2Flyは利用者が多いので、設定情報などもググればすぐに出てくると思います。
現在、アマゾンで販売されているのは8日間の使い切りタイプです。
タイ旅行者のローミング使用を前提としており、タイ国内では使えないものの一方で日本で使えます。日本でアクティベーションできるのが特徴的。
Klook、KKdayでの手配
KlookやKKdayというアプリをご存知でしょうか。
旅行業界では飛行機に搭乗していない時間に商機を見出そうとしています。これらのアプリを使うと海外の投稿先でのツアー、アクティビティなどスマホから簡単に探して予約することが出来ます。わりと細かいサービスがあって、通信手段(レンタルWiFI、現地SIM)、空港から市内への移動手段としても使うことができます。
アプリからの支払いなので現地では受け取るだけ、英語ができなくてもスマホのバウチャーを見せれば理解してくれます。空港からの移動も合わせて手配するのもアリ。
変なSIM by H.I.S.モバイル
旅行会社H.I.S.系列通信会社より販売されている「変なSIM」。世界78ヵ国で利用可能で、ベトナムも対象国に含まれます。利用料は500円〜/日。
初回購入は2,000円前後出す必要がありますが、繰り返し使えるし他の国でも使えるのが良いですね。
日本の会社だと安心だし、日本語で手続きできるので安心です。公式サイト内に詳しい設定方法の記載もあります。
通常のSIMに貼り付けて使う変わり者のSIM、だから「変なSIM」
公式 HISモバイル
とりあえずモノは試しと購入して、GWに使ってみました。
まとめ
ベトナムで使えるSIMを日本で事前に購入する方法について記事にしてみました。
ベトナムのSIMはアマゾンでも割安ですね。購入・受け取り・自分で設定が煩わしくない人は事前購入も全然ありだと思います。一方で、設定に苦労されている方も多いようなのでその場合は日本語説明書がついたものを選ぶと良いと思います。