ベトナムのホーチミン市内でベトテル(Viettel Telecom)の通信SIMを使う機会があったので、使い勝手をご紹介します。今回は空港ではなく市内の旅行代理店で購入してみました。補足情報として、Viettelの周波数、バンド、APNの設定も掲載します。
ベトテル(Viettel Telecom/ベトナム)
ベトナム内で最大手で国防省傘下の通信キャリア・ベトテル(Viettel Telecom)の通信SIMを利用しました。最大手というのは知っていたのですが、ブログにする上で改めて会社情報を見てみると、東南アジアやアフリカの一部の国で結構イケイケの事業を行なっているようです。
次の記事では、ベトテルがミャンマーの携帯電話サービスに進出して1ヶ月あまりで加入者数200万人を獲得したことが報じられています。
Viettel(ベトテル) | 40.67% |
---|---|
Vinaphone(ヴィナフォン) | 30% |
MobiFone(モビフォン) | 17.9% |
Vietnamobile(ベトナモバイル) | 8% |
その他 | 残りのシェア |
▲ シェア的には、政府主導の企業だけあり最大手。
規格、周波数、バンド(2G, 3G, 4G/LTE)
画像をタップ(クリック)で拡大、スライド可能です。
▲ カバレッジは主要4社の中ではもっとも広範囲をカバーしています。この記事投稿から半年後に、業界4番手のVietnamobileを使いましたがかなり広い。
バンド | 規格 |
---|---|
900(E-GSM) | GSM |
1800(DCS) | |
B1(2100) | UMTS |
B2(1900 PCS) |
APN設定
名前 | Viettel Internet |
---|---|
APN | v-internet |
プロキシ | 未設定 |
ポート | 未設定 |
ユーザ名 | 未設定 |
パスワード | 未設定 |
サーバー | 未設定 |
MMSC | 未設定 |
MMSCプロキシ | 未設定 |
MMSポート | 未設定 |
MCC | 452 |
MNC | 04 |
認証タイプ | 未設定 |
APNタイプ | defalult |
APNプロトコル | IPv4 |
APNローミングプロトコル | IPv4 |
ベアラー | 指定なし |
MVNOの種類 | None |
MVNOの値 | 未設定 |
ホーチミンシティでのSIM入手

とりあえず事前に調べていたSIMの入手方法です。想定していた方法は次の通りです。
- タンソンニャット国際空港
- ホーチミン市内・キャリア店舗
- ホーチミン市内・ほか
空港でのSIM入手は割高というのと、深夜着で早くホテルに行きたかったので外しました。
空港での購入
160K〜300Kドンくらいです。幅がありますが、通信容量や電話付きで料金が異なります。日本人の旅行者は複数で移動するのであれば電話付き、単身であればデータプランでしょうか。
安いのはキャリア店舗
ネットの情報でキャリア店舗であれば、500円程度で通信付きSIMが入手できる情報を得ていたのですが、行った店舗が営業時間外でした。別の場所に行っても良かったのですがこの時点でGrabが使えないというのと、また営業していないと嫌だったので徒歩圏内で探しました。
多くの旅行代理店でSIM取扱いあり

▲ コンビニを2店舗ほど回ったのですが、フィリピンのようにコンビニでのSIM取扱いが見られませんでした。歩いていると、旅行代理店と思われるお店で「4G SIM」の看板があったので入ってみます。
複数回っていないので相場がわからないのですが、行った旅行代理店では「200,000/VND」でした。 代理店経由での購入なのでキャリア店舗より割高ですが… もう面倒になりこの価格で手を打ちました。結局は空港と同等程度の値段ですかね… Orz

ドンはゼロを二つとって半分よ

▲ プランは後からSMSの内容見て、2GB/7日間かな?読めない….w
ベトテル(Viettel)の気になる速度
ホーチミンシティを中心に2回計測しました。データは、2018年11月です。
場所 | 時間帯 | PING値 | 下り速度 | 上り速度 |
---|---|---|---|---|
統一教会 | 12:00 | 106ms | 26.46 Mbps | 32.44 Mbps |
戦争証跡博物館 | 20:00 | 248ms | 16.31 Mbps | 10.54 Mbps |
私のスマートフォンとの相性(2018年版 Zenfone5 / ZE620KL)
私は、2018年に発売されたZenfone5を愛用しています。ホーチミンシティで、ベトテル (Viettel)の電波を問題なくつかむことができました。
実は日本で準備できるベトナムSIM
今はいろいろ選択肢がある時代。レンタルWiFI、現地SIM、ローミングSIM、そして変なやつも。
前持って用意しておくと「ボラれる」心配はなくなります。ベトナムドンは通貨の桁が多いので、不慣れだと金銭感覚がおかしくなります。彼らもそのことはよく分かっている。最初の渡航の際に、タクシーでボラれそうになりました。通貨コンバーターで確認してびっくり。もちろんお断りしましたが。
初めてベトナムを訪問する、英語でのコミュニケーションも不安という方は予め手配しておくと安心です。
最後に
通信環境自体はそれほど不便は感じず、日本にいる時とさほど差は感じませんでした。今回はベトテル利用でしたが、次回行くことがあれば別のキャリアを試してみたいと思います。