マレーシアでユーモバイル (U Mobile)のSIMを使う機会があったので、使用感をレビューします。KLIA(クアラルンプール国際空港)でSIMを入手できます。補足情報として、ユーモバイル (U Mobile)の周波数、バンド、APNの設定も掲載します。
マレーシアには、通信キャリアが4社あります。SIMフリーのスマートフォンをお持ちの方は、現地SIMでの通信して見ましょう。
記事内、現地通貨で表記することがあります。
現在、 1マレーシアリンギット(MYR) = 円です。1万円を両替すると、 リンギットになります。
よく使う通貨・紙幣
- 5リンギット: 円
- 10リンギット: 円
- 20リンギット: 円
- 50リンギット: 円
- 100リンギット: 円
更新日時: (自動取得データ)
ユーモバイル (U Mobile/マレーシア)
ユーモバイル (U Mobile)は、マレーシア国内では最も小さい通信キャリアです。2007年に事業を開始して、ポストペイ、プリペイドペイのプランを通じて、音声、データ通信、メッセージングなどのサービス提供をしています。
マレーシア国内ほかのキャリア同様、2G, 3G, 4G/LTEのサービスを提供しています。ユーモバイル (U Mobile)の店舗は、空港や街中に点在しており、プリペイドSIMのクレジット残高も同様の場所で購入可能です。
規格、周波数、バンド(2G, 3G, 4G/LTE)
通信規格 | 周波数 | バンド |
---|---|---|
2G(GSM) | 900 | E-GSM |
1800 | DCS | |
3G(UMTS) | 2100 | B1 |
4G(LTE) | 2600 | B7 |
APN設定
名前 | U Mobile |
---|---|
APN | my3g |
プロキシ | 未設定 |
ポート | 未設定 |
ユーザー名 | 未設定 |
パスワード | 未設定 |
サーバー | 未設定 |
MMSC | http://10.30.3.11/servlets/mms |
MMSCプロキシ | 10.30.5.11 |
MMSポート | 8080 |
MCC | 502 |
MNC | 18 |
認証タイプ | 未設定 |
APNタイプ | defalult,supl,mms |
APNプロトコル | IPv4 |
APNローミングプロトコル | IPv4 |
ベアラー | 指定なし |
MVNOの種類 | None |
MVNO値 | 未設定 |
クアラルンプール国際空港(KLIA)でのプリペイドSIM入手
KLIA内では、マレーシアの通信キャリア4社のプリペイドSIMを入手することが可能です。
空港内店舗の場所
空港の制限エリア内・外の両方で店舗が見られました。私は、入国審査、手荷物引渡所を終えた後、到着出口近くのユーモバイル (U Mobile)店舗を利用しました。
▲ KLIAの到着階の風景です。
▲ KLIA到着階の出口を出ると、左に曲がります。バーガーキングが見えますが、キャリア店舗はその手前に数件あります。好きな店舗を使うと良いでしょう。
インターネット上の口コミを見る限り、どのキャリアでも通信の品質に大きな違いはないようです。
空港で入手できるSIMとパッケージプラン
▲ プランは、ラミネート加工されたプラン用紙で掲示してくれます。データ量の制限があるプラン、無制限のプランがありました。4泊の予定だったので、左の安いほうを選びました。
パッケージ・プラン A
- 料金: 25 マレーシアリンギット
- データ容量:13.2 GB
- 3.2 GB(4Gハイスピード)
- 10 GB の4Gじゃない普通のインターネット
- 60分の電話
パッケージ・プラン B
- 料金: 60 マレーシアリンギット
- データ容量:無制限
- だいたいの? SNSは無料
- 50分の電話
設定は店員がやってくれます(日本語OSのままでOK)
このページでは、APNの設定を記載していますが、実際の空港では店員が設定してくれます。
日本語OSのままだと、設定しづらいかとOSを英語化する旨伝えましたが、特に不要とのことで日本語OSのまま設定をしてくれました。
ズボンのポケットに入れるとかNG、しまう場所は決めておきましょう。SIMカードケースを準備しておくと便利です。値段も安いです。
ユーモバイル (U Mobile)の気になる速度
数回、計測してみました。データは、2018年8月です。
日時 | 場所 | PING値 | 下り速度 | 上り速度 |
---|---|---|---|---|
2018/08/12 17:02 | ペナン国際空港 | 246 ms | 4.42 Mbps | 0.99 Mbps |
2018/08/13 00:17 | ジョージタウン(ペナン島) | 74 ms | 14.10 Mbps | 10.07 Mbps |
2018/08/15 09:36 | ソフィテル・くアラルンプール・ダマンサラ | 69 ms | 21.57 Mbps | 32.46 Mbps |
私のスマートフォンとの相性(2018年版 Zenfone5 / ZE620KL)
私は、2018年に発売されたZenfone5を愛用しています。マレーシア国内で、ユーモバイル (U Mobile)の電波を問題なくつかむことができました。
ちょっと電波の悪かった山間地(ペナン島・ペナンヒル)
▲ ペナン島に行った際に、ペナンヒルに行きましたがその時は電波のつかみが悪かったです。お連れさんは、ディジ(DiGi)を使ってもらいましたが電波をつかんでいました。
途中で通信制限を受けたかも知れない
旅の後半で、通信が遅くなってしまいました。あまりに快適に使えたもので、ホテル内のWiFiにつなぐのをサボってしまいました。特に動画等は見なかったと思うのですが…
▲ ユーモバイル (U Mobile)さまからの煽りのSMS攻撃。
実は事前購入できるマレーシアSIM
今はいろいろ選択肢がある時代。レンタルWiFI、現地SIM、ローミングSIM、そして変なやつも。
マレーシアのSIMは今回の記事のように空港や街中で入手することができます。英語が不安でもまぁ、指差しでなんとかなるでしょう。
アマゾンでの購入
マレーシアに行かれる方には他の国も周遊される方も多いと思います。そういった場合には、周遊プリペイドSIMが便利です。1枚のSIMで複数の国をカバーできるので楽チンです。
日本人に人気のAIS Sim2Flyならマレーシアも対象国に入っています。多くのトラベラーが使ってきた評判のSIMカードです。
Klookで手配
Klookというアプリをご存知でしょうか。
旅行業界では飛行機に搭乗していない時間に商機を見出そうとしています。これらのアプリを使うと海外の投稿先でのツアー、アクティビティなどスマホから簡単に探して予約することが出来ます。わりと細かいサービスがあって、通信手段(レンタルWiFI、現地SIM)、空港から市内への移動手段としても使うことができます。
アプリからの支払いなので現地では受け取るだけ、英語ができなくてもスマホのバウチャーを見せれば理解してくれます。空港からの移動も合わせて手配するのもアリ。
Klook 4G SIM Card(クアラルンプール国際空港)
変なSIM
変なSIMといっても本当に変ではなくて名前が変なだけ。
いわゆる「エアシム」の類でいつものSIMカードに貼り付けて、後はアプリで通信をチャージします。500円/200MBと少し割高なのですが、対応する国は世界75カ国と多くの地域をカバーします。そして、使い始めるまでのプロセスは手軽です。
今回の渡航でも乗り継ぎのハノイ~ホーチミンでSIM購入するまで使っていました。せっかちなので飛行機の到着直後から使いたく。
公式 HISモバイル
最後に
通信制限か!? 途中から利便性が落ちたというのと、山間地で電波の入りが悪かったのが少し残念ですが、それ以外では使用感として特に不満はありませんでした。おおむね、日本にいる時と同様、快適にモバイル通信をすることが出来ました。
▼ 2018年夏のマレーシア旅行記は次のまとめ記事に集約しています。
- 旅程
- 観光・ツアー内容
- 移動手段
- 宿泊先
- 旅費
などポイントを記載しました。