タイのチェンマイで「DTAC(トータル・アクセス・コミュニケーション)」のSIMを使う機会があったのでご紹介します。SIM自体は空港で入手していますが、手配は日本にいる間に事前にアプリで行なっていました。今回はチェンマイですが、もちろんバンコクでも使える入手手段です。
補足情報として「DTAC(トータル・アクセス・コミュニケーション)」の周波数、バンド、APNの設定も掲載します。
DTAC(トータル・アクセス・コミュニケーション)
DTACは、タイの移動通信会社でAISに次いで業界第2位だそうです。名前自体は聞いたことあるのですが、SIMを使うのは初めてだったような… タイに来るときはAISを使うことが多いです。
規格、周波数、バンド(2G, 3G, 4G/LTE)
バンド(周波数) | 規格 |
---|---|
900 (E-GSM) | GSM |
1800 (DCS) | |
B1 (2100) | UMTS |
B5 (850) | |
B1 (2100) | LTE |
APN設定
一応、記載しますがXperia10の場合SIMを入れただけで使えてしまいました。
名前 | dtac internet |
---|---|
APN | www.dtac.co.th |
プロキシ | 未設定 |
ポート | 未設定 |
ユーザ名 | 未設定 |
パスワード | 未設定 |
サーバー | 未設定 |
MMSC | 未設定 |
MMSCプロキシ | 未設定 |
MMSポート | 未設定 |
MCC | 520 |
MNC | 05 |
認証タイプ | 未設定 |
APNタイプ | defalult |
APNプロトコル | IPv4 |
APNローミングプロトコル | IPv4 |
ベアラー | 指定なし |
MVNOの種類 | None |
MVNOの値 | 未設定 |
チェンマイ国際空港でのプリペイドSIM入手
スワンナプーム同様にSIMの入手は可能です。ただ、今回は送迎も事前手配していたのでSIMカウンターに立ち寄りませんでした。
▲ タイ・エアアジアでチェンマイまで来ました。機内でもSIMを購入することができるようで機内誌に記事が見られました。空港で見かけた看板も同じくらいの通信容量と値段でした。
機内誌で掲載されていたのは「Tune Talk」、これマレーシアの通信会社のようです。エアアジアお膝元のマレーシア通信会社が提供しているツーリストSIMのようです。
価格 | 299バーツ |
---|---|
期間 | 8日間 |
データ通信 | 通常3GB (このときはプロモで3GB->6GB) |
通話 | 45バーツ分のコールクレジットが含まれる |
無料WiFi | 多分特定のスポットで |
いくつかのアプリは無料 | 日本人がよく使うものは無料っぽい
|
これはこれで安くて便利ですよね。機内で手に入れられるという手軽さが良い。機内食頼むついでに「SIMもお願いっ」てできます。
でも今回、私は上記の半額ワンコインでSIMを手配しちゃいました。
Klookアプリで事前にSIM手配
ここ半年くらいKlookというアプリがめちゃめちゃ楽ではまっています。
東南アジア周辺だとKlookでプリペイドSIMやモバイルルーターを探せるケースがあります。空港で受け取るか、場合によってはホテルに届けてくれるプランも見つけることができます。
Klookで手配するSIM特徴
Klook 3G/4G Sim Card for Thailand
- 8日間データ通信無制限
- SIMは通常/マイクロ/Nano全て対応
- 3GBまでは速度制限なし、それ以降は384kbpsに制限
- 100バーツ分のコールクレジット
- 指定日のみサービス利用可(予約キャンセルは24時間前まで可能)
- Klookでの評価は驚異の⭐️4.7(1,400人以上が利用)
- 安い!ワンコインで購入できる
事前手配方法(予約)
- ステップ1KlookアプリでSIM手配のサービスを購入
空港に到着する日と便名を入れて予約します。予約後、バウチャーが発行されるのでアプリ内で保持するか、メールをプリントアウトしておきましょう。
(バウチャーは指定日のみ利用可) - ステップ2空港着いたら到着口でKlookスタッフを見つける
到着口を出ると「Klook」看板をぶら下げたスタッフが待機しています。声をかけてバウチャーを見せましょう。
- ステップ3SIMカードを貰う
とりあえず「ホイッ」という感じで手渡してきます(笑
- ステップ4SIMを設定する(わからなければお願いできる)
通信するには適切なAPN設定をする必要があります。スマートフォンによっては設定不要(iPhoneなど)で通信できます。私のXperia10は何もしなくても使えました。
- ステップ5さぁ、通信開始
簡単ですね♪
Klookアプリをご存知でない方は次の記事にまとめています。
DTACの気になる速度
チェンマイ滞在中に2回計測しました。
場所 | 時間帯 | PING値 | 下り速度 | 上り速度 |
---|---|---|---|---|
チェンマイ国際空港 | 13:20 | 54ms | 18.41Mbps | 15.48Mbps |
チェンマイ中心地(Dusit D2ホテル) | 11:30 | 328ms | 15.46Mbps | 1.69Mbps |
速度はまちまちですね。良い時もあれば少し遅く感じる時もありました。
あとは、少しツアーで郊外に出ましたがその時電波が弱かった印象があります。ただ、ある地域で全く使えないということはなく、タイミングやちょっとした場所を変えると繋がるようになります。
私のスマートフォンとの相性(Xperia10)
この旅行の少し前に今年発表されたソニー端末を確保しています。新しいからといって飛びついた訳ではなく、前に使っていたZenfone5を水没させてしまったので仕方なく。DTACのSIMは入れただけで使えてしまいました。
▲ APN設定を確認したところ勝手に設定されていました。国際版のスマートフォンなので主要国、主要キャリアの設定は勝手に入るのかしら。
実は事前購入できるタイSIMカード
今はいろいろ選択肢がある時代。レンタルWiFI、現地SIM、ローミングSIM、そして変なやつも。
タイの場合は、空港内で安心してSIMカードを購入することができます。街中でも露店などでなければボラれるケースもほぼないでしょう。
最近では、アマゾンで入手できる東南アジアのSIMカードは価格が崩れてきていて空港で入手するよりも安いケースがあります。自分で設定する手間があるので、それを煩わしいと感じない方は使ってみると良いと思います。
アマゾンでの購入
探すとアマゾンでもタイのSIMカードがあります。現地で自分で設定する手間はあるものの比較的安く手に入ります。
▲ 検索するとこんな感じ。
Klook、KKdayでの手配
KlookやKKdayというアプリをご存知でしょうか。
旅行業界では飛行機に搭乗していない時間に商機を見出そうとしています。これらのアプリを使うと海外の投稿先でのツアー、アクティビティなどスマホから簡単に探して予約することが出来ます。わりと細かいサービスがあって、通信手段(レンタルWiFI、現地SIM)、空港から市内への移動手段としても使うことができます。
アプリからの支払いなので現地では受け取るだけ、英語ができなくてもスマホのバウチャーを見せれば理解してくれます。空港からの移動も合わせて手配するのもアリ。
変なSIM
変なSIMといっても本当に変ではなくて名前が変なだけ。
いわゆる「エアシム」の類でいつものSIMカードに貼り付けて、後はアプリで通信をチャージします。500円/200MBと少し割高なのですが、対応する国は世界75カ国と多くの地域をカバーします。そして、使い始めるまでのプロセスは手軽です。
タイの場合、Dtacが対応キャリアになっています。
公式 HISモバイル
最後に
Klookで手配できるSIMはタイ、ベトナム、マレーシア、香港などが比較的安い印象です。フィリピンは少し高いかな。アプリで気軽に手配ができて明朗会計、現地に行ったら看板見つけて声をかければ後はコトが勝手に進みます。
Klook 3G/4G Sim Card for Thailand