かれこれ3ヶ月ほどソニーから発売された「21:9ミドルレンジスマホ Xperia10」を使用しています。
予定にはなかったのですが、使っていたアンドロイドスマホをうっかり水没させてご臨終となったので急遽代わりのスマホを手配しました。Zenfone5(ZE620KL)からソニーのXperia10へ切り替えです。
Xperia10/10Plus、それほど最新情報を追っているわけではないけれど、ガジェット系のニュースサイトで見かけて新しいスマホというのは認識していました。縦長21:9のデザインで目を引き、ベゼル幅がせまく持ちやすそうなのが印象的です。
2019年2月にスペイン・バルセロナで開催されたモバイル関連のカンファレンス「MWC2019」でソニーが満を持して発表した最新スマートフォン。
ソニーのスマートフォンは知る人ぞ知るズルトラ(Xperia Z Ultra)、Xperia XA Ultraと使ってきました。2018年はZenfone5に移りましたが今回、またXperiaに戻ることにしました。
令和元年、日本が誇るソニーのスマートフォンで迎えることにしました。
Xperia10を選んだポイント
急遽、Zenfone5をお陀仏にしてしまった私。次のスマホをどうしようか悩み、次のような軸で探してみました。
持ちやすいスマホ
Zenfone5は素晴らしい性能、機能で申し分なかったのですが、唯一感じていた不満は持ちづらさでした。私はあまり手が大きいほうではなく、少し背の大きい女性であれば私のほうが小さいこともあります。Zenfone5を使うにしても、片手ではつらい。
なので、持ちやすいスマホがいいなぁ…と考えました。
SIMフリー・スマートフォン
年に複数回、海外へ渡航します。レンタルWiFiよりは断然、現地SIM派の私にとって、SIMフリースマホは必要条件でした。日本でも使えて、海外でも使えるスマートフォンを探しました。
とりあえず安いスマホ
もちろん、iPhoneは欲しいのですが高すぎる…なんですかね、最近の高さは。機種やスペックの選択によっては、愛機MacbookAirよりも高額。
海外にいくし、ご覧のようにZenfone5は水没させ、そのまえのiPhoneSEは、フィリピンでタクシーに置き忘れ… なので高級スマートフォンは持ってはいけないタイプのような気がします。ということでお求めやすい価格のスマホを選びました。
で、ソニーの本機「Xperia10」を選びました。ソニー好きだし、ズルトラも好きだったので。10Plusでも良かったのですが、さほどスペック差があるわけではなさそうだったので、持ちやすさ重視でPlusなしをチョイス。
ソニー Xperia10 (I4193)
基本スペック
10は、10周年記念モデルなんですかね?Plusのスペックもおまとめ。
Xperia 10 | Xperia 10 Plus | |
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メモリとストレージ |
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SIMトレイ |
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OS | Android™ 9 Pie3 | |
CPU | Qualcomm®Snapdragon630 | Qualcomm®Snapdragon636 |
バッテリー |
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画面の耐久性 | Gorilla®Glass 5 | |
重さ | 162g | 180g |
寸法 | 156 x 68 x 8.4 mm | 167 x 73 x 8.3 mm |
色 |
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ディスプレイ |
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デュアルメインカメラ |
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デュアルサブカメラ |
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フロントカメラ |
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カメラ機能 |
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10の機能+光学ズーム2倍 |
ネットワーク(通信規格) |
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接続 |
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センサー |
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サウンド |
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特長
21:9の超縦長ワイドディスプレイ
まず目を引くのがこの超縦長のディスプレイ。最近のスマートフォンで最も縦長ではないだろうか。縦長のワイドディスプレイの恩恵を受けて、マルチタスクや映像視聴を快適に行えます。
便利なマルチタスク
縦長ディスプレイを活かし、ソニーはマルチタスクを強化してきました。2つのアプリを1つの画面で同時に使うことができます。
いつものアプリに素早くアクセス、スライドセンス
画面の右端に白い棒のようなものをタップするとランチャーが起動します。よく使うアプリが自動で表示されるので、ホーム画面をたくさん置いて複数画面にしている場合は特に有効です。
メイン13MP/サブ5MPのデュアルレンズ搭載
背面には、デュアルレンズが搭載されています。サブ5MPのレンズを使うことによって、ぼけ効果が得られます。
日本で購入
翌月には、GWで海外旅行を控えていたので早めに入手する必要がありました。個人輸入してもよかったのですが、幸いなことにアマゾンギフトが幾分かあったので、Amazonで購入しました。多少割高かな。
海外から輸入する場合
イートレン(Etoren) などで取扱いがあります。個人輸入という若干の手間はありますが、Amazonからの直接購入よりいくぶん安いです。私も過去に複数回使っていてPayPal払い、宅配時に関税を支払った記憶があります。
Xperia10実機レビュー
外観
▲ 縦長の21:9ワイドディスプレイ。程よく手に馴染みます。
感覚的に、iPhone7くらいな感じで画面だけ縦長になりました。表示幅が増えた分、ブラウジングやSNSはすごく見やすいです。
▲ 裏面はサラサラな金属です。リーズナブルなスマホですが安っぽさはない、これといった高級感もないけれど。
▲ 充電ポートはUSB-Cですね。3ヶ月使ったところですが、少し金属がハゲてきちゃった。
他がよくわからないのですが、メインSIMトレイは入れるところがギリギリになっているかも。「変なSIM」という海外用のSIMを購入したのですが、入れるのに少し苦労しました。サブSIMトレイでなんとか入った。
OSやアプリの使い勝手
普通のアンドロイドなんですけど、わかりづらかったところだけ掲載します。
アプリ一覧の表示
画面下部のホームボタンを下か上へスワイプするとアプリ一覧が表示されます。
アプリの切り替え
画面下部のホームボタンを素早く一旦右へ、その後手を離さず左右にスライドするとアプリが切り替えられます。
スライドセンス
左端に長い棒のようなものが表示されています(私は左利きなのでそのようにセットアップ)。棒の付近を二回タップすると、よく使うアプリ一覧のランチャーが起動します。
マルチタスク
これ、便利で使っています。Youtubeとの組み合わせが多いですね。
性能
ゲームしないので不満はないです。ベンチマークは気にするタイプではないので数字はご参考まで。
カメラ性能
カメラはZenfone5後だとイマイチに感じています。太陽光下、暗いところではいまひとつな印象です。以下は、作例です。
タップ(クリック)で拡大、左右にスライド可能です。
↑はブログ素材用に多少レタッチしています。
次はボケのテスト。明るさのみ調整しています。
メリットとデメリット
指紋認証は左利きの私特有のデメリットですね。右利きの人なら問題なさそう。
まとめ
性能的にZenfone5よりやや落ちている感覚はあるのですが、普段はテキスト情報を扱うアプリくらいしか使わないので問題なし。性能不足を補うには余りある「持ちやすさ」を獲得しました。最近のスマホは本当に大きすぎるし、高すぎる。
昨今は、折りたたみスマホというブームが静かにきて、そのまま静かにさりそうな気配がありますね。ソニーは異なるアプローチでユーザビリティをそこなわず、快適な画面領域を提案してきました。
しばらく使います(破壊・紛失しなければ)。