飛行機の深夜便、フルサービスキャリアやLCCに限らず、エコノミークラスに乗るのであれば、ネックピロー(トラベルピロー)はマストアイテムです。
ネックピローなしの深夜便なんて、ボールペンを忘れてマニラ空港に行ってイミグレ前で入館手続き書類がかけなくてなかなか入国できないことと同じくらい危険です(意味不明)。
マニラ空港は不親切だからイミグレ前にボールペンなくて困っている人がわんさかいるのよ
そう、私は数々のフライトに搭乗してきました。
エコノミーからビジネスクラス、LCCの早朝便・深夜便、長時間から短時間フライトなど様々です。100フライトは優に超えていますが、きちんと数えていません。2018年からブログ上に記録をしていますが、1年半でもその数は30フライトもあります。
もちろん、数々のネックピロー(トラベルピロー)を試してきました。空気を入れて膨らませるエアポンプ式、そばがらタイプ、ネットで人気だからとつられた奇想天外なタイプとか。早朝便・深夜便に搭乗するたび、新しいピローを持ち込んだ。そして、ネックピローのヘビーユーザーとなっていた…
最近、使っているものはすこぶる好調です
これはいままでにない… これがベストかどうか、私のトラベルピローを探す旅はまだまだ続きますが、現時点でおすすめできるネックピロー(トラベルピロー)を紹介・共有したいと思います。
なぜ深夜便を使うのか、その必然性
そもそもなぜ深夜便を使うのか。
10時間を越すような長時間フライトであれば避けられないけれど、4~6時間程度の比較的短距離でも数多くの深夜便が日本に就航しています。深夜便を選ぶ理由は人によってさまざまでしょうが、私は次の理由で選んでいます。
- そんな時間にしかフライトがないから
- 単純に安いから
- 週末弾丸旅行を実現する有効な手段だから
LCCなんかだと就航できる枠に限りがあり、妙な時間のフライトがあります。 先日搭乗したばかりの香港エクスプレスもそう、羽田で利便性は高いものの、香港という近距離で深夜便を運航している。
また、最近はフライト数が増えたセブパシフィック。以前はマニラ発、東京への帰国便は早朝5時発しかなかった。寝坊で乗り遅れが怖いから遊んでそのまま空港に来たものです。
深夜便は空港にとっては運航効率を上げられます。昼だけだと飛ばせる数に限りがあるから地域的に24時間運用が可能であれば、航空会社に深夜枠を開放して昼より安く使わせる。コストが落ちる分、利用者の価格も落ちて安い航空券が手に入る。
深夜便を使えば、仕事が終わった金曜日に香港や台湾に飛んで日曜日の夜に帰ってくるなんて弾丸旅行も実現できる。睡眠を若干犠牲にはするが、休みに限りがある社会人・学生にとって旅行を楽しむ有力な選択肢となる。
寝れない・寝にくい、疲れる、つらい深夜初の飛行機
はじめて深夜便に搭乗する人はそのつらさに嘆くかもしれません。
フルサービスキャリア(ANA/JAL等)ならまだしも、LCCの深夜便の場合はさらにつらい。シートピッチがおよそ29インチの空間に押し込まれ、トレー・テーブルの上で寝るにも狭すぎる。座席に腰掛けながらだと、今度は首が安定しない、寝れない、眠れない。
航空会社 | 機材 | クラス | シートピッチ | シートの広さ |
---|---|---|---|---|
セブパシフィック航空 | A320 | エコノミー | 29インチ (73.66cm) |
17インチ (43.18cm) |
A330 | エコノミー | 30インチ (76.2cm) |
16.5インチ (41.91cm) |
|
ANA | B787-8 | エコノミー | 31インチ (78.74cm) |
18.6インチ (47.244cm) |
JAL | B789 | エコノミー | 33インチ (83.82cm) |
18.9インチ (48.006cm) |
▲ 上記の例は、セブパシ、ANA、JALとの座席の広さを表にしています。LCCだとA320ファミリーに搭乗する事が多くなります(稀にA330)。ご覧の通り、フルサービスキャリア(ANA/JAL)と比べると座席は狭くなります。
▲ 近年、セブパシはほぼ先頭座席を確保して良い写真がなかったので、同じA320を多く使うエアアジアの座席例です。私は身長が174cmほどです。足元はかなり窮屈です。
2〜3時間くらいのフライトであれば我慢できますが、それ以上、かつ深夜便となるとかなり辛いです。寝る場合は広さ以外にも腰や首元のケアが必要となります。
機内での睡眠には「工夫」が必要です。旅の先人が開発した産物、それが「ネックピロー」です。ネックピローがいる・いらないなんて話す余地もなく、機内持ち込みの必須アイテムです(断言)。
深夜便に欠かせないネックピロー(トラベルピロー)
ネックピローの選び方
私がネックピローを選ぶ際の軸にしている考え方は次の通りです。
- 首が疲れない・寝れる
- 持ち運びやすさ
- 経済性・コスト
ちなみに、空気を入れて膨らませるタイプで気持ちよく寝れた経験はない。って言うか、空港で空気を入れる作業をしたくない…
想像しましょう。空港の片隅でネックピローに空気を入れるあなたの姿を。
首が疲れない・寝れる
まずこのニーズが解消されなければ商品としてそもそも選ぶ余地がありません。寝たいのに寝れないピローなんて意味がない。見た目がかわいいものをなんとなく選んでしまうと実際に使ったら使いモノにならなかったなんてことになりかねない。
ネックピローが果たす役割を最優先に考えましょう。
持ち運びやすさ
LCCに搭乗する場合は、機内重量制限が5kg, ないし7kgというところがほとんど。フルサービスキャリアでも7kgに荷物を制限している航空会社があります。ネックピロー以外にも荷物はあるわけでなるべくカバンにしまいやすいものにしましょう。
経済性・コスト
ひとつ言える事は「100均」に、深夜便で快適な睡眠を促すネックピローは存在しない。快適な睡眠は、100円(+消費税)では買えない(私は答えを見つけられなかった)。ある程度のお金は捻出しましょう。
どのくらいか、感覚的に2,000円~3,000円くらい、高くても5,000円前後。ネックピローは「消耗品」です。使えばへたるし、紛失もしやすい。割り切れる程度の価格から選びましょう。
ネックピローが買える場所
街中、空港、ネットショッピングなどネックピローはどこでも変えます。ただ、購入は事前にしておいたほうが良いです。
空港は観光地の1つです(コレ重要)。
2~3時間くらいしか滞在しない空港の時間でネックピローを探すために時間を使うなんてもったいない。プライオリティパスや航空会社の上級資格があれば、ラウンジで快適な時間を過ごすことができる。ピローを探すのではなく、お酒や食事を楽しんで、読書や自分なりに楽しむのが大人な空港の過ごし方。
ネックピロー(トラベルピロー)おすすめ5選
数々のフライトを経験してきた私がおすすめするネックピローを5つに絞ってご紹介します。
低反発が気持ちいいカタツムリ構造
少し前に使っていたのですが、コロン島に行った時に紛失しちゃいました。低反発な素材で首元を優しく包んでくれます。
絶対に首がかっくんしない
上のやつとほぼ同じタイプですが、あご下のサポートを強化したタイプ。
これも低反発。やっぱり枕がいい
やっぱり枕がいい。ちょっとかさばるので最近はご無沙汰です。
マフラー型。低価格ながら秀逸の性能
最近、使っています。低価格ながら本当に素晴らしい。マイラー界隈でも流行りつつあります。
想像力を生かして自由に寝れる
次に狙っているタイプです。マフラータイプより若干高級。熟睡できそう。
まとめ
深夜便はなれないうちはつらいのですが、要領をつかむと時間を効率的に使える選択肢です。ネックピローで睡眠を攻略して、旅を楽しみましょう。
コメント
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