フィリピン第一の玄関口、マニラ空港の両替レートはいいのか、悪いのか。
何年か前にこの地を始めて訪れ、当時のネットの情報で言い伝えられてきた「空港はレートが悪い」という話。まぁ、フィリピンに限ったことではないのですが、空港両替は一般的に多少の手数料が上乗せされています。
そういう感覚がずっとあったので街中の両替所で日本円をフィリピンペソに換金してきました。街中だと複数の両替商の間で多少のレート競争が発生するので安くなるという印象です。ただ、両替商を探すのに手間をとったり、妙なしぐさでペソをくすねないか心配しながら換金するので気を使います。
フェイスブックのあるグループをのぞくことがあるのですが、ペソレートに敏感な人が非常に多い。みなさん、お金あるんだなぁ…と眺めています(羨望
夏に渡比したときにレートの写真をまとめて撮影していたので、記録投稿します。
結論としては、街中と大差がなかった。一括で大金両替は、どの場所でもオススメはできませんがひとまずの両替は空港で大丈夫です。
フィリピンのお金事情
ブログを開設して間もないころにフィリピンのお金に関する一つ記事投稿していました。この頃は記事かくの苦労した記憶(情報ちょっと古いのでそろそろ書き換えを予定)
現在レート
通貨レートは次の通りです。自動で表示していますが、街中では多少これよりレートは落ちます。
現在、1フィリピンペソ(PHP) = 円です。 1万円を両替すると、 ペソになります。
よく使う通貨・紙幣
- 5ペソ: 円
- 10ペソ: 円
- 20ペソ: 円
- 50ペソ: 円
- 100ペソ: 円
- 500ペソ: 円
- 1,000ペソ: 円
更新日時: 「https://www.floatrates.com/」より自動取得
日本の空港での両替は勧められない
現地での両替によほど不安がある方を除き、おすすめはできないです。レートが悪いです。
この記事の下書き作成時点(’19/9/28)でレート比較してみました。羽田空港や成田空港に取り扱いのある外貨両替はGPA(Green Port Agency)でレートが公開されています。
為替レート | GPAレート | |
---|---|---|
1外貨あたりの日本円 | 2.08円 | 2.37円 |
1万円を両替すると | 4,807ペソ | 4,219ペソ |
1万円の差額 | 588ペソ(1,223円) |
これが事実です。1万円でこの差額なので10万円とか両替してしまうとあっという間に1万円のロスになります。なので、空港での両替は控えましょう。
日本で準備したいなら「外貨両替マネーバンク」がお得
両替の基本は現地が良いのですが、言葉の不安から日本で準備したい…という方は「外貨両替マネーバンク」がおすすめです。購入したい外貨を選んで宅配してもらえます。日本中に対応していて全国送料無料。
- 宅配してもらえる
- 口座開設不要
- 全国送料無料
- 日本円から外貨、外貨から日本円に対応
- レートは空港より遥かに良い
参考 外貨両替マネーバンク
以下は外貨両替バンク、一般レート、空港GPAレートの比較です。括弧書きは1万円を両替した場合の現地通貨です。空港GPAレートは著しく悪いものの、外貨両替マネーバンクは許容範囲であることがわかります。
取引通貨 | 外貨を買う(円→外貨) | ||
---|---|---|---|
外貨両替 マネーバンク |
Yahoo! 為替レート |
空港レート | |
米ドル | 110.47 (90.5ドル) |
109.28 (91.5ドル) |
112.09 (89.2ドル) |
中国元 | 15.95 (627元) |
15.75 (634元) |
17.46 (573元) |
タイバーツ | 3.64 (2,747バーツ) |
3.58 (2,793バーツ) |
4.01 (2,493バーツ) |
フィリピンペソ | 2.204 (4,537ペソ) |
2.15 (4,651ペソ) |
2.45 (4,081ペソ) |
ニノイ・アキノ国際空港(マニラ空港)の両替所
最近、ターミナル1は訪問していないのでT2, T3のみです。T4は両替所あったかな…記憶が。基本は国内線ターミナルなので両替所はあまり期待しないほうが良いかと。
営業時間(深夜でもOK、24時間?)
深夜の時間帯に到着するフライト、早朝に出発するフライとともに経験はありますが、両替店はオープンしていました。全ての店舗というわけではなく、一部のみの場合もあるかと思います。
両替レート表の見方とやり方
- ステップ1レート表を見る、レートを聞く
レート表の金額を見ましょう。また、余裕があるなら口頭でレートを再確認しましょう。
- ステップ2お金を出す
なるべく枚数がわかるように掲示して、お互いの枚数意識を一致させましょう。
- ステップ3お金をもらい、確認して立ち去る
目の前で枚数を数えましょう。レシートや自分で計算した額になっているか確認しましょう。
両替レートの見方
通貨 | We Buy | We Sell |
---|---|---|
USD | 50,9500 | 51,9000 |
JPY | 0.4700 | 0.4837 |
上記は、19年7月13日付のNAIA-T3 PHILTRUST BANKのレート表です。ここだけ「We Sell」の表記があったので例として使います。
「We Buy」「We Sell」という言い回しが意味するように、表記は店側の視点となります。
- We Buy
- 日本円をフィリピンペソに換金する場合の表記です。
- 1外貨(1円、1ドル)を表記の値段で買うということ。
- 例の場合、1万円=4,700ペソということになります。
- We Sell
- フィリピンペソを日本円に戻す場合の表記です。
- 1外貨(1円、1ドル)を表記の値段で売るということ。
- 例の場合、1万円をもらうためには4,837ペソ支払う必要があります。
ワンポイント英会話
マニラ空港ターミナル2
マニラ空港ターミナル2は、フィリピン航空とその子会社PALExpressのみが運航しています。
▲ 地下のようなところに手荷物受取所があります。ここの出口を抜けると両替店があります。
▲ 手狭なスペースに両替店がまとめてあります。この日(’19/8/16)はどの店舗もレートの差はほとんどありませんでした。
まとめると次のような結果となりました。この日は久しぶりに1万円5,000ペソが見えてきた日となりました。このレートだと脳内両替が簡単なので、このくらいの円高を希望します(私が行くときは
店舗 | レート |
---|---|
Yahoo!為替レート | 4,938 php |
A店 | 4,845 php |
B店 | 4,835 php |
C店 | 4,835 php |
D店 | 4,835 php |
なお、このあとはマラテ付近に宿泊しましたが、空港レートと50ペソ以上の差はありませんでした。
マニラ空港ターミナル3
セブパシフィック航空、ANAを使うとこのターミナルを使うことになります。
私はフィリピンに来始めた頃はターミナル1利用でしたが、その後セブパシフィックが成田へ就航し、ANAのマニラ線が復帰したりしたのでそれ以降はT3利用が増えました。
▲ ターミナル3では到着階にまとめて両替所があります。
レートが高かった順に写真掲載します。
まとめると次のような結果となりました。BDO、PHILTRUSTBANKのレートが良かったです。私はここでは両替せず、マカティ市内モール内で両替しましたが空港の方が良かったです。
店舗 | レート |
---|---|
Yahoo!為替レート | 4,743 php |
A店(BDO) | 4,710 php |
B店(PHILTRUST BANK) | 4,700 php |
C店(LULU-PHILIS) | 4,655 php |
D店(不明) | 4,625 php |
E店(PNB) | 4,595 php |
高額の換金は要注意
かなりの金額を換金する場合は空港に限らず、要注意です。高額の両替後に危ない目にあったという記事は何度となく見てきました。両替スタッフからの連絡ルートで狙われるというのがよく聞く話です。
私は、基本はその日に使う日本円を換金する程度でとどめています。
まとめ
ということで慣れていても慣れていなくてもマニラ空港で両替は大丈夫です。高額の両替は気を付けましょう。
参考 外貨両替マネーバンク
空港から市内の移動方法は次の記事にまとめています。
SIMカードは空港でも日本にいるときに手配できます。