「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」という長すぎる名称のカード、通称セゾンゴールド・アメックスを発行しました。
しばらく前からプライオリティパス付きのクレジットカードを探しており、色々な条件を考慮して今回のクレジットカードを発行しました。
この記事でセゾンゴールド・アメックスを発行するまでの過程、選択の決め手、カード発行までのプロセスをご紹介します。海外空港のラウンジが使い放題になるプライオリティパス付きを必須条件として検討しました。
楽天プレミアムカードを求めるも・・・
そもそも楽天プレミアムカードを発行するつもりだったのですが、過去にドノーマルの楽天カードを発行していました… しかも引越しの際に住所変更をせず数年ほど放置、存在すら忘れていてようやく解約しました。
解約の際に、電話オペレーターに聞きましたがカード発行に伴う諸々のキャンペーンは適用されないという話でプライオリティパス付きのクレジットカードとして割安な楽天プレミアムカード発行はあきらめました。
一定期間経つと、ポイントサイトの特典はもらえるとかもらえないとか…
プライオリティパス付きで候補になりそうなカードを捜索
次のような観点で候補のカードを探しました。
- 高額ではない割安なカード
- JALマイルが効率良く貯められるカード
- 海外旅行保険(航空機遅延保険含む)が充実したもの
高額なカードは身分不相応だし、使っても200万円ちょっとなので年会費に対してペイできるだけのカード利用はできないと考えて割安なものを探しました。マイルについて、SFC修行を終えている私は来年、JAL修行をすることが濃厚です。
ということでJALマイルと相性のよいもの、旅行保険は昨年末にエアチャイナの「欠航+12時間遅延」なんてフライトで痛い目にあっていますので航空遅延保険が付帯したクレジットカードが今現在、自分が必要としているカードでした。
セゾンゴールド・アメックスを発行した7つの理由
- 国内・海外空港ラウンジが使い放題(プライオリティパス)
- 海外旅行保険(航空機遅延保険含む)が充実
- 初年度年会費が無料+入会特典
- JALマイルが貯めやすい
- 手荷物無料宅配サービス(復路)
- コートの預かりが割安
- アメックスをそもそも持っていなかった
国内・海外空港ラウンジが使い放題(プライオリティパス )
そもそも今回、プライオリティパス付きを前提としてカード発行するつもりでしたのでこれは必須条件。
楽天プライオリティパス は外してそれ以外のカードを探索。今後は、JAL利用に有利なもの、航空遅延保険が付帯したもの、カード維持費など総合的に「セゾンゴールド・アメックス」になりました。
JALカードでは、プラオリティパス付きのカードとして「JALカード プラチナ」があったので当然候補にいれました。
# | セゾンG-AMEX | JALプラチナ |
---|---|---|
プライオリティパス | ◯(付帯) | ◯(付帯) |
航空遅延保険 |
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JALマイル還元率 | 1.125% | 1% |
年会費 | 10,800円 初年度無料 (別途マイルクラブ4,000円/年) |
31,000円 |
今回、私が求めている条件として機能的には互角だったので単純に年会費が安いこと、それとAMEXっぽい券面で選びました。
国内主要空港のラウンジも数多く使える。
国内主要空港、およびダニエル・K・イノウエ国際空港(ハワイ)ラウンジが無料で使うことができます。
新千歳空港 | 伊丹空港(大阪国際空港) |
仙台国際空港 | 岡山空港 |
成田国際空港第2ターミナル | 徳島阿波おどり空港 |
羽田空港国際線ターミナル | 福岡空港 |
小松空港 | 熊本(阿蘇くまもと空港)空港 |
関西国際空港 | 那覇空港 |
米子鬼太郎空港 | 青森空港 |
山口宇部空港 | 成田国際空港第1ターミナル |
松山空港 | 羽田空港第2ターミナル |
長崎空港 | 富山空港 |
鹿児島空港 | 中部国際空港 |
函館空港 | 神戸空港 |
秋田空港 | 高松空港 |
羽田空港第1ターミナル | 広島空港 |
新潟空港 | 北九州空港 |
富士山静岡空港 | 大分空港 |
ダニエル・K・イノウエ国際空港(ハワイ) |
海外旅行保険(航空機遅延保険含む)が充実
楽天プレミアムカードの発行を外さざるを得なかった私は、それならば航空機遅延保険が付帯したものを選択しようと考えました。2018年末にとある中国系のスターアライアンス航空会社を利用して、「欠航+12時間遅延」なんてとんでもないフライトを経験しました。
自分で費用を負担した部分、航空会社が負担した部分とありますが、今後もフライトを利用するのであれば「航空機遅延保険」があった方が安心です。
初年度年会費が無料+入会特典
初年度の年会費が無料のキャンペーンが行われていました。年会費無料のほか、カード利用5万円で永久不滅ポイント1,600ポイント(現金8,000相当)がつくということでこれらも理由の一つになりました。
キャンペーンがよく行われているので、カードを検討している方は公式サイトをチェックしてみると良いと思います。
JALマイルが貯めやすい
今回、選択ポイントの一つでもありました。セゾンゴールド・アメックスを通常利用すると以下の通り、「永久不滅ポイント」が貯まります。
国内ショッピング | 1,000円ごとに1.5ポイント (3.75マイル相当) |
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海外ショッピング | 1,000円ごとに2ポイント (4.5マイル相当) |
セゾンの通常カードは1,000円利用で1ポイント付与なので、国内で1.5倍、海外で2倍のスピードが貯まります。永久不滅ポイントは「1ポイント=2.5マイル」のレートで交換可能です。
国内ショッピングで1,000円あたり「3.75マイル」、海外で「4.5マイル」。これだとマイル的には全然ダメなのですが、「SAISON MILE CLUB(年4,000円)」に加入すると条件が変わります。
ショッピング |
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1,000円利用で11.25マイル貯まり、還元率は「1.125%」となります。JALカードは通常ショッピングであれば、1%のマイル還元率なのでそれより良いです。
さらに、2019年春からアプリ「セゾンPortal」内に「セゾンクラッセ」という特典サービスが始まりました。
カードの利用状況やアプリ利用で星☆が上がっていき、最高の☆6になると永久不滅ポイントがなんと2倍にまで上昇します。
ショッピング |
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セゾンマイルクラブ、セゾンクラッセでせっせとアプリ活動までするとマイル還元率は1.375%まで上昇します。☆6は多少のカード利用とアプリで少し質問に答えていけばすぐにたどり着けるレベルです。
手荷物無料宅配サービス(復路)
これ、控えめに行って最高 です。手ぶらで帰れる。
復路であれば、手荷物一つが無料で自宅に発送できる特典があります。空港から自宅(またはオフィス)までスーツケースなどの手荷物を届けてくれるので重い荷物を持つ必要がなく快適です。
特典内容
- 往路(自宅→空港)
スーツケース1個につき100円割引 - 復路(空港→自宅)
カード会員ひとりにつきスーツケース1個まで無料
2個目以降1個につき200円割引
対象空港
- 成田国際空港
- 羽田空港(国際線ターミナル)
- 中部国際空港
- 関西国際空港
私は、JAL ABCをよく使っています。
JAL ABCは スマートRe というサービスを使うと自宅住所のバーコードが発行できます。これを使うと住所入力が不要になるので時短になって便利です。
さらに、セゾンプラチナなら往復で手荷物を発送できるらしいですね。魅力…
コートの預かりが割安
地味なメリットですが。冬の時期に暖かいところに行くときにコートはやはりジャマ。セゾンゴールド・アメックスを持っている場合は20%オフになります。
成田・中部国際空港 |
※11日以降は、10日ごとに410円(通常520円) |
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関西国際空港 | 4日以内:820円(通常1,030円) ※5日以降1日ごとに160円(通常210円) |
羽田空港(国際線) | 1日:160円(通常200円) |
アメックスをそもそも持っていなかった
VISAは、ANAワイドゴールドで保有していく予定です。無料、ないしそれに近いJCB, Masterはサブで保有しているので重複したブランドは発行したくなかった。アメックスはまだ持っていないカードということで発行の敷居が下がりました。
アメックスは初めてです。当面、これをメインカードにするつもり。
そのほかの特典
カード自体にはたくさんの特典が付いていますが、旅行特典を中心としてご紹介します。
ファミリーカードは4枚まで発行可能。1枚あたり1,000円(税抜)とリーズナブル。
- ショッピングポイントは本会員に合算されるので同じ扱い。
- 保険も本会員ほどですがしっかりとしたものが付帯します。
- 国内ラウンジが利用可能。
- 空港手荷物無料宅配サービスが使える。
Global Wifi, JAL ABC, Telecom Squareといった通信系の会社からレンタルWiFiの料金が通常よりも割引されます。マイラーの利用率が高いGlobal WiFiで次の特典があります。
- 空港での受渡し手数料が無料
- 利用料金が20%オフ
コンシェルジェ的に使える日本語の相談窓口。現地情報の案内、予約の代行、ホテル・レストラン予約を依頼できます。個人的には困りごと、パスポート紛失、保険絡みの相談で使えそうです。海外旅行保険が充実しているので、もらえる保険を取り逃がさないように利用しようと思います。
ヘルスケア特典として、代表的なものはスポーツクラブが法人会員価格で利用できるというもの。通常の個人会員に比べて、都度利用できたり、月別でも割安な値段でスポーツクラブが利用できる。
その他、ヨガ、整体・リフレクソロジー、ファストドクターなど利用できる特典あり。
これ後から気づいて、利用することにしました。法人・個人事業主向けに年額プランのご利用期間を最大3ヵ月間無料となります。来年は確定申告を行う予定でいたのでちょうどよかった。
HP上は年額だけど月額も割引されることはサポートデスクに確認済み。
セゾンゴールド・アメックスの審査~発行まで
手続きは早かったです。申込みから2日目にしてカード発送連絡となりました。
- 2/18カード発行依頼
- 2/19セゾンからの電話での本人確認、及びメールでの審査結果OK連絡あり
- 2/20メールにてカード発送連絡あり
- 2/25カード受取
- 2/27電話でプライオリティパス発行依頼
依頼用のWebフォームはなく、電話で依頼する必要があります。
- 3/2プライオリティパス受取
プライオリティパスの発行をお願いします。
プレステージプランで年10,800円費用がかかります。
発行翌々月で一括請求です。また、次年度使う場合は再度電話にて依頼してもらう必要があります。
自動更新はされないということですね。わかりました。発行してください。
プライオリティパス発行は、楽天プレミアムと違い、無料ではなく年10,800円の費用がかかります。(一方で、楽天プレミアムカードには航空機遅延保障が含まれていません)
- カードの年会費は1万円(税込10,800円)
- 初年度年会費無料。
- プライオリティパス(プレステージ)を発行すれば優待価格1万円(税込10,800円)
(空港ラウンジ使い放題のプレステージプランで通常$429です) - JALマイルが目的の場合はセゾンマイルクラブ入会(4,000円)
JALマイルが目的でなければ、楽天プレミアムカードと同じ維持費+海外旅行保険が加わるのね、いいわね。
プライオリティパスで入ったラウンジ
ご承知の通り、このカードにはプライオリティパスが含まれています。立ち寄った空港ラウンジを付け足していきます。
▲ マニラ空港、通称NAIAではラウンジは5つあります。そのうち、プライオリティパスで立ち寄れる場所は3つ。1枚のカードで三つ寄れます。試しました。
▲ チェンマイは国際線・国内線で一つずつ空港ラウンジが備わっています。国際線のみ利用しましたが、何とマッサージ付き。こざっぱり綺麗なラウンジでした。
▲ ベトナム・ハノイのノイバイ国際空港にて。国際線・国内線で一つずつプライオリティパス対応のラウンジがあります。二つとも立ち寄りました。国際線ラウンジは素晴らしい、国内線もなかなかでした。
▲ バンコクでは無数にプライオリティパス対応ラウンジがあります。あなたは1日で全て制覇できるかな?(無理です、無理w
最後に
今回はメインカードにするつもりなので、徐々に支払いをこちらのアメックスに移します。航空遅延保険が付帯しているので、条件等を整理してまた記事に投稿するつもりです。