ブログで使うアイキャッチや挿し絵を作る際に、無料で使えるデザインツール「Canva(キャンバ)」を使っています。もう半年以上は使用していると思いますが、有料プランの「Canva Pro」に切り替えました。
直感的に操作できて使い勝手良し、ブラウザ経由なのでたまに遅い・重いと感じることはあるけれど、これだけのツールが無料で使えるのは素晴らしいことです。
ただ、無料プランであるがゆえに多少の不便も感じていました。
よくできたシステムで、こちらが少し込み入ったことをやろうとすると有料プラン契約を促されます。ブログ初期は見て見ぬフリをしていましたが、ブログ運営もようやくコツが分かってきたので少しは投資に回すことにしました。
この記事では、Canva(キャンバ)概要、無料・有料プランの特徴をご紹介します。
無料で使えるデザインツール「Canva(キャンバ)」とは

Canvaは、紙媒体やウェブ媒体で使用する画像をデザインできるツールです。
パソコンだけでなく、スマホやタブレットからでも利用が出来ます。無料、かつ使い勝手がよいところから世界179カ国1,000万人以上が利用しているそうです。日本語にもローカライズされているので英語に不安な方も使えます。
Canvaで何ができる?
ブログやられている方の圧倒的多数はアイキャッチ用途でしょうね。あとはブログや各種SNS(ツイッター、フェイスブック)のヘッダー画像なんかで使われています。ドラッグ&ドロップでチャチャッと作れる操作性が人気。
Adobeイラレなんかの高機能デザインツールが使える人は別にして、そうでないブログ運営者にとって、Canvaは必須科目といっても過言ではない。
Canvaで作った当ブログのアイキャッチ画像
見た目プロっぽいですが、私がやったことは写真をアップロードしてテンプレートに画像放り込みーの、フォントと変えただけ♪
画像はタップ(クリック)で拡大、スライド可能です。
Canvaで必要な環境は?

パソコンはブラウザから使います。主要なブラウザで最近のバージョンであれば問題なく動きます。たまにブラウザがメモリ食うと動作が遅くなることもあります。そんなときはブラウザを立ち上げなおすと良いでしょう。
スマホはiOS/Androis用のアプリがあります。出来合いのデザインから写真差し込んで使う程度であれば、案外パソコンより軽快ですね。
ブログ用のアイキャッチ作っていますが、後からスマホで再利用→インスタ投稿で手抜きしてますw
Canvaの始め方、難しい?

次のアカウントで始められます。私はGoogleアカウントで紐づけました。
- メールアドレス
- Facebookアカウント
- Googleアカウント
操作に付いては、勘のよい人は使えちゃうと思います。
私はほとんどテンプレート使っちゃっています。レイヤー使って色々とやりたい人は細かい機能を確認したほうがよいでしょうね。
数は多くはありませんが、日本語書籍があります。
私はときおりUdemyを使ってWebサービスなどを勉強することがあります。Canvaは英語ですがかなり取り扱いがあります。小難しいことは動画で視覚的にインプットすることで効果的にスキルを身につけられます。

参考 Udemyで受けられるCanva講座(英語ばかりだけど
潤沢な資金でPixels/Pixabay買収
結構な勢いがあるようでして。
オーストラリア拠点のCanvaはグラフィックデザインプラットフォームを拡充するため、新たに7000万ドルを調達した。今回のラウンドで累計調達額は1億6600万ドルとなり、企業価値は25億ドル(約2755億円)に達した。
techcrunch「グラフィックデザインのCanvaが新たな資金調達で企業価値2755億円に」
(中略)
今回のニュースは、Canvaが無料ストックイメージ提供のPexelsとPixabayを買収し、プレミアムなイメージマーケットプレイスPhotos Unlimited向けの新購読サービスを立ち上げるという発表に続くものだ。
Unsplashとともに、Pixabayも使うことがあります。最近、買収したようです。記事の内容から買収意図は別サービス立上げと読み取りましたが、Canvaサービス側にも良い影響があることを期待します(気付かなそうでだけど)
Canva(キャンバ)のプラン(無料版/有料版)
有料プランの値段・料金
有料プランはいくらかというと…月額契約と年額契約があります。

▲ 有料プランの「Canva Pro」、月額払いだと1,500円、年額払いだと月換算が1,000円まで下がります。
年払いのほうが断然安いので、継続的に使えるようになっているのであれば12,000円出して年払いにしたほうがお得です。
有料プランと無料プランの違い
無料プラン | 有料プラン (Canva Pro) |
|
---|---|---|
無料のテンプレート、ロゴ、フォント、写真、グラフィックス | ◯ | ◯ |
プレミアム画像素材ライブラリ | ◯ | |
カスタムサイズのデザインを作成 | ◯ | ◯ |
PDF、JPG、PNG形式でデザインをエクスポート | ◯ | ◯ |
組み込みのソーシャル共有とプレゼンテーションモード | ◯ | ◯ |
外出先でも使用できるデザイン用Canvaアプリ | ◯ | ◯ |
ワンクリックでデザインのサイズを変更できるマジックリサイズ機能 | ◯ | |
ワンクリックで写真の背景を削除できる背景リムーバ | ◯ | |
カスタムテンプレートを作成してロゴやフォントをアップロード | ◯ | |
透過背景のデザインをダウンロードしてダウンロードの種類をカスタマイズ | ◯ | |
デザインをアニメーションGIFまたはMP4ビデオでエクスポート | ◯ | ◯ |
Canvaエディターから直接ソーシャルメディアコンテンツを作成し、 7つのプラットフォームに公開します。 |
◯ | |
デザインリンクを使ったチームメンバー以外とのビューやデザインの編集アクセス権共有 | ◯ | ◯ |
チーム内の一部のメンバーとデザインのビューやデザインの編集アクセス権を共有 | ◯ | ◯ |
デザインにコメントを追加、チームメンバーにタスクを割り当て | ◯ | ◯ |
ブランドキットを使用して、ロゴ、色、フォント全体で ブランドのビジュアルアイデンティティを確立 |
なし | 1 |
クラウドストレージ | 5GB | 100GB |
フォルダー | 2 | 無制限 |
サポート | セルフサービス | 24時間365日 のサポート |
2要素認証 | ◯ | ◯ |
機能面での違いは上記の表の通りです。個人的に有料版になり、便利と感じているのは次の機能です。
使える素材が増えた
素材が増えると表現が広がります。
有料プランになると42万点以上のテンプレートも使えるようになります。画像素材に至っては7500万点の素材が無料になり、プレミアムストック写真、動画、オーディオ、グラフィックを自由に使えるようになります。


有料プランでも全ての素材が使えるわけではないのですが、それでもかなり自由度が上がりました。
ちょっとした説明でもオリジナルの画像があると他のブログに少しでも差別化できます。どうしても画像が必要なときで自分で準備がしづらいときは、著作権・利用条件を見ながら気をつけています。ただ、説明画像のようなものはそのサイトのオリジナリティなので安易な画像引用はさけたい。
ストレージ容量を気にしなくてよい

無料で使える容量は2GBまで。圧縮せずにガンガン送ってしまうとそのうち容量食って有料促しの通知が来るんじゃないかと一旦圧縮してからアップロードしてました。これがわりとメンドウ….
有料にしたらストレージを気にする必要がなくなり心理的な負担がなくなりました。

一度、このブログに無料のストレージ使い切ったらしく、アップロードした画像の削除方法について問い合わせきました。やってやれなくないのですが、多少インターフェースがわかりづらくなっています。デジカメやスマホ写真をガンガンアップロードすると、わりとすぐに2GBは使い切ってしまいます。
画像の圧縮サイズを指定できる

ダウンロードの際は、PNGやJPG指定ですが有料プランだと圧縮サイズを指定することができました。
無料プランのときは、圧縮サイズ指定できなかったので別のツールをかましていました。1つのサービスで終端するのは楽です。
画像を透過できる
画像を透過というのは、背景を取り除いてオブジェクトのみにすることです。
透過させることで後から素材を組み合わせて別のイラストを作ることができます。無料だとこの機能が無効化されています。
Canva Proなら透過画像を簡単作成することができます。
デザインのサイズ・解像度変更ができる

アイキャッチはインスタにも使いまわしているのでほぼ正方形で作っていますが、説明用のイラストを作っているときは、途中で画像のサイズ変更をしたいなぁ…と思うことがあります。
編集を開始するとそのキャンバスは画像変更できないので、無料プランだと新しくキャンバスを用意する必要がありました。有料にすることで解決しました。
写真が整理できる

▲ 写真や素材をフォルダーで整理することができます。フォルダーは既存のものとは別に新規に作ることも可能。
まとめ
実は、Canvaに課金する前に、Adobeイラレも7日間体験しました。
自由度はものすごく高いのだけど習得に時間を要しそうな印象で今回はあきらめました(これに集中するとブログ投稿できなくなっちゃう)。直感的に使えるCanva+有料プランで週3記事投稿に励みたいと思います。