ブログ運営がこの記事投稿時点で8ヶ月目に入り、記事数も増えて来ました。数ヶ月で10万PV… なんて景気の良い話はできませんが、記事を投稿して一定期間が経過すると比例してアクセスが増える状況です。
記事数がまもなく100に到達しようかという当ブログ。今はいいけれど、キーワード分析をサボってしまうと、そのうち気付かずにいきなり順位が落ちてしまうかもしれない…
記事数が数十以上に渡ればその分、狙ったキーワード管理も煩雑になります。検索順位チェックツール「GRC」の無料版を使ったところ、機能が順位確認のみに割り切っており、使い勝手が良かったため有料版を購入しました。
追記(この記事投稿からおよそ4ヶ月):幸いなことにGRCのおかげでキーワードへの意識が高まりました。
すでにGRCなしのブログ運営は考えられず、日頃のPDCAに活かしています。ツール導入でリライトが必要な記事も見つけやすく効率が上がります。「GRC」は次のような方におすすめできます。
- どの記事をリライトすればよいかわからない
- 急な順位変動を早めに把握したい
- 検索順位の確認作業に時間をかけたくない
- 多くのキーワード順位の確認を簡単に調べたい
- 安いソフトウェアを探している
一定のアクセスを実現できている人は、ツールで作業を簡易化→他のことへパワーを注力しています。
SEO検索順位チェックツールを導入した背景
ブログを始めて今まではGoogleが提供するサーチコンソールという検索分析ツールを使ってきました。無料で使えるし、自サイトの様々な問題点を指摘してくれるありがたいツールです。
記事の投稿前には検索エンジン上、順位を上昇させたいキーワードをある程度決め、SEOを意識しながら記事を書いています。サチコでも検索順位のチェックは可能ですが、記事数が増えてきて少しおっくうになってきました。
私のブログ運営のやり方になりますが、記事は8割程度の出来上がりで投稿してしまいます。
どこまで仕上げれば完璧かなんて誰にも分からないし、記事を投稿して後からサーチコンソールで記事へ流入しているキーワードを調べることで記事作成時点では気付かなかった改善要素を見つけ出すことも出来ます。
ただ一方で、記事が増えてきたことでリライトのきっかけを見つける作業も少しつらくなって来ているのも事実です。ということで、チェック作業を簡単にするため、検索順位チェックツールを導入してみることにしました。
ウェブ上でいくつかツールは見ましたが、現時点のブログ収益との関係から金額的に背伸びした製品には手を出せないのでブログ・アフィリエイト利用者が多く、評判も上々なGRCを選んでみました。
SEO検索順位チェックツール GRC
17年以上にわたり愛用されているSEOツール
ネットで調べるとよく出てくる「GRC」。
値段が安く機能が限定的なところがわかりやすく、数多くのブロガー、アフィリエイターが利用しているようです。2006年にベクターのベストオンラインソフトに選ばれています。もう17年以上にわたり活躍しているソフトウェアです。
GRCの代表的な特長・機能
公式サイトは、事細かに機能紹介されていますが、情報が細かすぎたので要約します。
公式 GRCの機能詳細
主要な検索エンジンに対応
Google、Yahoo、Bingに対応している。
YahooはGoogleの検索エンジンを採用していますが、検索タイミングによって順位が異なることがあります。Bingなんて普段は検索に使うことないのでツールで調べられる点はよいですね。
URL、検索キーワードを複数登録可能
複数のURL、検索キーワードを登録できる。登録作業の簡易化も可能。
動作が軽快
順位チェックに特化している分(複雑な分析をしない)、動作が軽快。
検索順位チェックが簡単
すべての検索キーワードの検索順位を、ボタン一発で調べられる。
検索順位チェックを自動化できる。
指定時刻に、自動的に順位チェックすることができる。
過去の順位推移も容易に把握できる
グラフ、表で検索順位が見やすく可視化される。
競合分析
検索結果上位100サイト全ての、日々の順位履歴を記録できる。競合…なんて私が言うのもおこがましいですが、お手本、ベンチマークにしているサイトはいくつかあります。
急な順位変動も把握できるアラート機能
検索順位アラート設定、アラートメール設定で通知を行うことができる。ブログを運営していると、記事の順位が急に上がったり、下がったり、いきなり圏外に飛んでしまったりします。そんな場合でも急な順位変化を速やかに把握し、早めにアクションを起こすことができる。
無料版もある
キーワードの数、URLの数に制限がありますが、無料版もあります。私も無料版で試した上で購入しました。
無料版は1URL、10キーワードまで使えます。順位チェックが1回/日なのでお試しによいと思います。
ソフトウェアの種類とライセンス体系
PC/モバイル/多言語対応検索の目的に分かれたライセンスがあります
GRC | 一番ポピュラーな標準タイプ。検索エンジン毎の順位チェックが可能。 |
---|---|
GRCモバイル | Googleのスマートフォンの検索に対応。ツール自体はPCにインストールするタイプで、「スマホからの検索結果」を分析する場合に使用する。 |
GRC-W | 多言語対応でのGoogle検索順位を取得する。 |
公式 ライセンス詳細の説明
私は日本語サイトしか所有していないので、GRC-Wは候補から外しました。
GRC、GRCモバイルがありますが今回は3つの検索エンジンに対応した標準タイプのGRCを購入しました。どちらにしようか迷いましたが、一日の中でMacの画面眺めている時間長いので標準タイプにしました。
ブログのタイプで著しくスマートフォンからの検索流入が多い人はGRCモバイルを選択したほうがよいと思います。(当ブログで6割がモバイル、残り4割がPC+タブレットです)
共通のライセンス体系
キーワード数、URL数、上位追跡の数などで価格が分かれています。サイトの規模に応じたライセンス選択が可能です。
項目 | ベーシック | スタンダード | エキスパート | プロ | アルティメット |
---|---|---|---|---|---|
料金 | 4,860円 (405円/月) |
9,720円 (810円/月) |
14,580円 (1,215円/月) |
19,440円 (1,620円/月) |
24,300円 (2,025円/月) |
期間 | いずれも1年間(使い続けるには更新が必要) | ||||
URL数 | 5 | 50 | 500 | 5,000 | 無制限 |
検索後数 | 500 | 5,000 | 50,000 | 500,000 | |
上位追跡 | 5 | 50 | 500 | 5,000 | |
リモート閲覧 | N/A | 利用可 | |||
CSV自動保存 | N/A | 利用可能 |
私は、記事数100未満ですし一番安いやつを選びました。上位バージョンを検討するのであればもう少しほかの製品も候補に入ってきそうです。リモート閲覧の機能はちょっと欲しかったけど、1年使って更新するタイミングにでもまた検討してみます。
購入方法
GRC公式サイト から購入できます。購入は銀行振り込みのみ対応のようです。年始の日曜の夜にオンラインで振込み予約、メールでその旨を返信したらまもなくライセンスキーが送付されました。
時間外対応有難うございます。
GRCの導入方法
今回、私は自宅Macに導入しました。導入方法は次の記事に記載しています。Windows用のアプリケーションですが、Wineというソフトウェアを介してMac上でもネイティブ操作させています。
GRCの基本的な使い方
とりあえずこれだけ知っておけばよさそうな基本操作をご紹介します。細かいことやると色々出来そうなのですが、基本的な順位チェックであれば次の操作で事足ります。私自身Macを立ち上げたときに順位が確認できればそれでよいので。
サイトの登録(サイト名、サイトURL)、キーワード登録
▲ メニューバー「編集(E)」→「項目新規追加(A)」をクリックします。
▲ 上記の入力項目が表示されますので、サイトに応じた内容を登録します。順位チェックするだけであれば登録作業はこれだけでOKです。サイト名、サイトURLは二度目以降は入力不要です。
サイト名 | 任意のサイト名称を入力します。 |
---|---|
サイトURL | 分析対象サイトのURLを入力します。トップURLのみ入れれば、その配下は分析対象に入ります。 |
検索語 | 1行ずつ入れていきます。複合ワードの場合はスペースを間に置きます。 |
順位チェックの実行
ツール上部の「GRC」ボタンを押すと順位チェックが実行されます。多少時間がかかるというのと、検索エンジン側に負荷をかけることになるので連打はやめましょう。
順位チェック結果の確認
GRCを実際に使ってみた感想
「サーチコンソールに対して、感じていた不満が解消されたか」という観点で感想、私からの口コミ(評判)です。
フィルターを駆使しないとアクセスが少ない記事の検索順位が調べづらい
記事を作った後に、GRCにキーワード登録しておけばその後はツールを見るだけど現在の検索順位が把握可能になりました。(不満の解消度:◎)
手動での操作が多く億劫
GRC自体には手動で登録する必要があります。一旦、登録しておけばその後は同じ操作はしなくてよいのでその分楽にはなりました。(不満の解消度:◯、フィルター登録の手間は残る)
データ反映に時間差があり、急な順位変動に気付けない
サチコでは、2~4日送れ程度でデータ反映されます。GRCの場合はその時点の順位が確認できます。また、アラート機能を使って急な順位変動もわかるようになりました。(不満の解消度:◎)
一定の周期で順位変動を把握したい
Macを立ち上げてボタン一発で毎日の順位確認が可能になりました。順位チェックに30分程度使っていたのでその分の時間をほかに使えるようになりました。
追記:自動で順位チェックしてもらうようにしました。(不満の解消度:◎)
メリットとデメリット
導入後の効果
このGRCの導入だけでアクセスは伸びるわけではありません。ただ、やはりキーワードへの意識は高まり、記事を執筆する際にも良い効果があるのは実感しています。
最後に
検索順位チェックツールは、ほかにもあるのですがもうすぐ初心者を離脱しそうなこのブログ状況を踏まえると、GRC程度の投資がちょうど良い感じ。感じていた作業負荷も一定の範囲で簡易化することができ、ほかのことに集中できるようになりました。
- リライトの必要がある記事が見つけやすくなる
- 急な順位変動でもすぐに把握
- 検索順位の確認作業が短縮できる
- 多くのキーワード順位でもカンタン順位把握
- 低コストで順位確認環境を導入