確定申告が終わり次の作業。開業届を出してきました。
普段は会社員として働くかたわら細々とブログを書いています。一定の収益が出て初めて確定申告を行いました。
初めて行う確定申告、純真無垢な(!?)白色申告です(意味不明
クラウド会計ソフトを使い、ツールにも慣れたころに申告処理を行いました。会計フリー(freee)では一通りの書類作成が終わると、青色にした場合の税額も教えてくれます。
こんなメッセージ出てきたら気になりますよね。
もちろん押します。税額知りたいじゃないですか。すると…
こんなメッセージが出てきます。見た瞬間に驚きを隠せません。
74,000円お得になります
え!?っ
この金額だと19年分の納税額がチャラになるので、気持ち的には何で昨年のうちに青色申告の準備をしなかった…(はげしく後悔
私にとって、74,000円もの大金は東南アジアにおけるプレミアムエコノミー往復価格ですっ!w
他に表現ないのかよ
19年の年初は「まだ初心者だから色は白」とか考えていた自分自身に怒りがこみ上げてきます。納税した金額があれば、アレもコレもかえるじゃないか…
確定申告が終わるや否やその日のうちに、開業してしまいました。
今後は会社員兼、個人事業主ということに… そんな話。
ブロガーが開業届を出すタイミング・時期
開業届を出すタイミング、青色申告に切り替える時期については漠然とは考えていました。
そう、最初はこんな甘い考えでいました。そして昨年の「青色申告承認申請書」を出す機会を失います。
収益の伸び
あまり詳細な収益を書くのはアレですけど、ざっくりとこんな伸びでした。
収益を書くのはそれを見せたいということではなくて、伸び率の参考にしてほしいという考えです。ある程度、ブログ、ユーチューブ、あるいは物販副業などを行っている方はどこかのタイミングでコツを掴み収益が伸びます。
現在の収益と伸び率を考慮して確定申告の準備を始めることをお勧めします。
年月 | 運営期間 | 収益(月額) |
---|---|---|
2018年11月 | 5か月目 | 1万円 |
2018年12月 | 6か月目 | 1.5万円 |
2019年1月 | 7か月目 | 2万円 |
(省略) | ||
2019年10月~12月 | 1年半くらい | 6〜9万円 |
青色申告を行うには開業届が必要
本来、確定申告が必要な所得金額はその事業が専業か、あるいは副業かで異なります。
- 専業の個人事業主
- 所得金額が38万円以上で確定申告が必要になります。
- 副業の個人事業主
- 給与所得以外の所得金額が20万円以上で確定申告が必要になります。
ここで言う「所得金額」というのは、自分が得た収入から原価や経費を取り除いたものになります。私の場合はブログで収益を得ているので次のようなものを経費にして税金の計算対象から除外しています。
- レンタルサーバー代
- ドメイン代
- Mac周辺で使う消耗品
- ブログで使うイラスト代
- 参考書籍
私は、「副業の個人事業主」という扱いになるので20万円を超えると確定申告を行わなければいけません。確定申告には二つの申告方法があり、どちらかを選びます。
白色申告 vs 青色申告
白色申告のメリットとデメリット
青色申告のメリットとデメリット
大きいメリットは65万円もの特別控除が受けられるということでしょう。
白色ではなく青色申告をした場合、19年分程度の報酬であれば税金がチャラになっていました。デメリットは記帳が大変になることですが、これについては将来を見越して クラウド会計ソフト を使っていたので私自身が日頃やることは変わりません。
なお、2021年からは基礎控除、特別控除で変更点があるようです。次のサイトで親しみやすい図とともにわかりやすくまとめられていました。
2020年分の確定申告(2021年2月16日~3月15日に行う確定申告)から、青色申告特別控除が改正されます。この改正によって、65万円の控除を受けるには新たな要件のクリアが必須に。従来の要件を満たすだけでは、55万円の控除しか受けられません。
個人事業主メモ「青色申告特別控除の改正点【2020年分の確定申告から】」
青色申告を行うための事前準備
青色申告を行うには、開業届と青色申告承認申請書の提出が必要です。
- 開業届
- 原則開業から2ヶ月以内に提出する
- 青色申告承認申請書
- 前の年の3/15まで
- 20年事業分は21年2月16日から3月15日までに確定申告を行う
- 青色申告承認申請書の提出期限は20年3月15日まで(終了)
- 21年事業分は22年2月16日から3月15日までに確定申告を行う
- 青色申告承認申請書の提出期限は21年3月15日まで
▲ 見た感じかなりの入力項目があり見るからに億劫そうです。こういう一度しかやらない作業に頭を悩ませるのは本当にイヤです。
開業freeeを使った開業手続き
ということで開業です(前置き長い
来年に向けて特別控除額の権利を獲得します。手抜きをするために「開業freee」を使いました。
詳細はこちら 開業freee
開業freeeを使った開業の流れ
開業freeeでは、3ステップで開業できます。
詳細はこちら 開業の流れ
ステップ1 準備する
▲ こんな感じで質問に答えていきます。仕事はライターやブロガーはダサいので、Webメディア運営ということにしました。収入は本業と合わせてサラリーマンの夢の年収になるように。
▲ 残りの質問に答えて入力はおしまい。
ステップ2 作成する
▲ 屋号なるものが出てきます。
屋号というのは事業の名前みたいなものです。入れなくても良いですが、本名ではない名称で銀行口座の開設ができるようになります。屋号は後からでも変更できるみたい。
▲ この辺の入力は見たまんま。
▲ 私には選択肢は1つにしか見えなかった。将来は山でも持ちますか。
▲ 確定申告の種類を選びます。当然、青色申告を選びますが2種類あります。控除額が多い65万円の方は複式簿記の帳簿が求められます。
ただ、私は会計ソフトを使っているので帳簿の負担的に違いがありません。よって、控除額が断然増える65万円での青色申告を選びます。
ステップ3 提出する
▲ 地図付きで最寄りの税務署を案内されます。
▲ 書類はここまでの入力項目で開業freeeが自動で作成してくれます。あとは個人番号を書いてハンコを押せばOK 💮
▲ 提出方法を選びます。電子申告はカードリーダーやマイナンバーカードが必要となります。私はマイナンバーカードを準備中だったので郵送で提出することにしました。
私はほとんど手書き記入していませんが、開業freeeでの手続きはこれで終わりです。
郵送の宛名なんかは開業freeeが作成された書類の中に記載されています。
まとめ
そんなわけで確定申告を出したその日のうちに開業してしまった話でした。
青色申告+電子的な手段を選ぶと控除額が増えてお得になります。クラウド会計ソフトを使えば負担は圧倒的に軽減されるので使わない手はありません。
白色申告のほうが楽そうだし、税額なんてそんな変わらないんじゃないの。