LCCのセブパシフィック航空に搭乗して来ました。SFC修行をしていてLCCの搭乗を控えているため、今年初めてのセブパシ搭乗です。過去に何度も搭乗していますが、今回は強烈な台風が来ていていつもより緊張感がありました。
忍び寄る台風22号(マンクット)
今回のフライトは、9月の台風シーズンです。搭乗日近くになってフィリピンの南東沖に台風22号(マンクット)が発生。フィリピン北部へ直撃するという情報が入りました。
画像引用:phys.org
画像引用:ndtv.com
▲ 今シーズン随一勢力を誇る台風22号。台風には名前が付けられるのが通例なようで、今回の台風はタイ語の「マンゴスチン」というフルーツの名前です。可愛らしい名前なんでしょうが、画像を見ると全然可愛くないです。
このフライトのせいで、フライトの欠航が出やしないかとセブパシフィックの公式ページやツイッターを常にチェックしていました。
フライト概要(セブパシフィック航空 5J5053 NRT-MNL)
日付 | 2018年 9月 14日 (金) |
---|---|
時刻 | 20:47 – 00:35 (定刻どおり) |
路線 | 5J5053 東京(成田/NRT) – マニラ(MNL) |
機材 | エアバスA320 |
価格 | ¥19,940(往復) |
機材、座席
画像引用:SeatGuru
▲ 機材は、エアバスA320。シートピッチは29インチ、シート幅は17インチ、全180席です。セブパシフィックは、この機材を短距離~中距離フライトで使用しています。
LCCなのでクラス分けなしの全席スタンダード扱いですが、先頭列や非常席近くの座席は有料によるオプション指定が必要です。
トイレは先頭列と、最後方列に計3つ。最後方列は2つトイレあるので、かなりの乗客が出入りします。落ち着けないので最後方列の座席は控えたほうがよいでしょう。
セブパシフィックのマニラ線は何度かフライトを飛んでいますが、おすすめの座席は、先頭に近い座席です。
マニラ空港イミグレーションは、混雑にハマるとなかなか出れません。先頭に近い座席を選びさっさとイミグレに向かうとよいでしょう。
航空券の手配
セブパシフィック航空のサイトから予約しました。
普段は航空券価格の比較サイトを見ながら価格比較を行い最安で利便性が高いフライトを探しています。航空会社直接、または航空券予約サイトはその時々で使い分けています。
Skyticket(スカイチケット)
わかりやすいインタフェースでスマホアプリから予約しやすいのが「Skyticket(スカイチケット)」です。数多くの航空会社と提携しているので目的の航空会社以外でお得なチケットが見つかることがあります。
「atta(あった)」
「atta(あった)」ってご存知ですか?
最近知った航空券や宿泊施設(ホテル・旅館・民泊・別荘)を横断的に検索できるサービス。売りはビッグデータ・AIを駆使したところで、安いタイミングを通知で知らせてくれます。
来年使う航空券検索で使っています。GoogleフライトやSkyticketよりも安いことが多いです。加えて、安いタイミングが知れること、安くなると実際に知らせてくれる機能は便利。やはりAIってすごい。
まだ使ったことなければお試しを。
航空券の料金明細
今回のチケットは、セール時に購入したものです。シートのみオプション購入しました。先頭の座席が往復ともに空いていたので飛びつきました。
先頭の座席ならクラウチングスタートさながらイミグレまでダッシュすることができます。荷物預け入れもしないので、そのままタクシーに乗り込み、マニラ空港 最速脱出を狙う魂胆です。
料金明細の内訳は次の通り。
分類 | 項目 | 金額(円) |
---|---|---|
Fare, Taxes and Fee | Base Fare | 10,780 |
Administrative Fee (多分、セブパシさんの手数料) |
2,000 | |
Passenger Security Service Fee – JP (成田空港 国際線の旅客サービス施設使用料) |
520 | |
Passenger Service Facilities Charge – JP (成田空港 国際線の旅客保安サービス料) |
2,090 | |
PH Passenger Service Charge (マニラ空港国際線施設使用料) |
1,150 | |
Add Ons | Seat Reservation | 3,400 |
合計金額 | 19,940円 |
「Fare, Taxes and Fee」となっている項目については、必須の内容なので外せないですね。
自分でコントロールできるのは「Add Ons」の箇所になります。座席指定、旅行保険、食事などのオプションをつけるとこの欄に項目が追加されます。
成田空港にて(3連休前の金曜日)
チェックイン
▲ 空港に来る前に別のブログ記事編集に集中してしまい、オンラインチェックインを忘れてしまいました。フィリピン系のフライトに乗る場合、チェックインに時間を要することが多いのでこれは痛いミス。20分程度ならぶ羽目になりました。
▲ たった3日の滞在なので手荷物の預け入れはしませんでした。機内持込手荷物は、サイズや重さでこの夏は少し対応が厳しいと聞いていたので事前にチェック済み。外出前にもしっかり重さを図り、キャリーバッグは6kg程度に抑えました。小さい荷物と併せてちょうど7kg。
セブパシフィック航空の手荷物ルールについては、次の記事でポイントをまとめています。
搭乗開始まで
(投稿者の妄想が含まれている可能性があります。注意してお読みください)
さぁ、ラウンジタイムも楽しみ、いよいよ搭乗です。座席は「1F」、なんと先頭のスタッガード✨ pic.twitter.com/RfLpsGeiBS
— CHANGBEER?名前変えるかも。 (@changbeer76) 2018年9月14日
▲ 成田空港は来るたびに変化が見られます。ツイートの写真はオープンスペースなのですが、ちょっとしたラウンジのようにも見えます。
搭乗レポート
搭乗
▲ 台風の影響で遅延・欠航を心配していましたが、意外にも定刻通りの搭乗開始となりました。
座席
▲ 座席は先頭の「1F」窓際です。足もある程度伸ばせるのでこの座席であれば、6時間くらいは耐えられそう。普通の席だと4時間くらいで限界かな。
ドリンク・機内食
セブパシフィックは2018年8月に機内食を一新しています。事前予約で注文する形式のメニューです。航空券の予約時、または予約管理ページから注文可能です。
▲ 一新されたフードメニュー。ちょっと試したかった…
チケット手配時に購入していなかったので、食事を試そうか考えていましたが前述の台風情報により、そもそもフライトがあるのか懐疑的だったので結局食事の追加はしませんでした。
食べ物やドリンクの持ち込みですが、基本OKな感じです。
過去何度も持ち込んでいますが注意されたことはありません。LCCにとって、機内販売は大事な収益源のひとつですがセブパシフィックはユルいですね。
一方で、ジェットスターさんはアルコールの持ち込みに厳しいです。搭乗口前の売店で購入したものでも問答無用でお断りされます…
機内雑誌で台湾特集
▲ 雑誌をパラパラ見ていると、台湾の特集が組まれていました。確か、2018年から台湾へのフィリピン人の入国が緩和されています。観光目的であればビザは不要になりました。
着陸・入国
フィリピンが近づくにつれて、台風から受ける風の影響なのかやはり機体の多少の揺れを感じました。高度を落として、低空になって行くにつれて揺れが強くなりましたが、予想していたほどではありませんでした。無事に着陸。
▲ 到着後は、1Fという先頭列のアドバンテージを活かしてマニラ空港イミグレを過去最短時間で突破、到着から45分以内にマラテ付近に到着していました。
最後に
台風が来ていたので不安はありましたが、なんとか欠航も遅延もなくマニラに到着することができました。安全な運行をしてくれた機長をはじめとしたクルーに感謝ですね。
セブパシは過去に何度も乗っていますが、今後の国際線での搭乗は少し減りそうかな。フィリピン国内線では引き続きお世話になります。
12月30日追記:修行の記録をまとめました。
最後はエアチャイナの「欠航+12時間遅延」に見舞われつつもなんとか。
復路便の搭乗記。