冷凍宅食を多用するようになりました。気分と用途で複数サービスを使い分けています。
きっかけは新型コロナウィルスによってテレワークが増えたこと。
通勤がなくなったことで時間的なメリットはあるものの、運動不足になりがちなデメリットが生じました。そのため、健康的な食事で体系維持(あわよくば減量)を行いたいと考えました。
健康的にダイエットしたい人、日頃トレーニングをしている人の中ではナッシュ(nosh)とマッスルデリが人気のようです。
どちらも使いやすいサービスです。また、味も美味しく、「減量している感」をあまり感じずにダイエットを進めらるのがメリットです。
高タンパク低カロリーな冷凍宅食としてどちらを使おうか、違いは何かと気になっている方もいると思います。
実際に使った感想含めて、二つのサービスを違いを比較してみたいと思います。
サービス概要と特徴
ナッシュ(nosh)
nosh(ナッシュ)はオンラインで申込みができる冷凍宅食サービスです。
管理栄養士が考案したレシピを元に専属の調理人が美味しい食事を提供します。糖質30g以下・塩分2.7g以下で高たんぱく質の食事が食べられます。
定期配送を前提にしたサービスで使えば使うほどお得になり、常連のダイヤモンド会員で1食あたりが12%割引(10食注文で499円/食)されます。
- コストを抑えたい人
- たくさんのメニューから自分で選びたい人
- ダイエットでもデザートを取りたい人
- 運動はしないけど痩せたい人
- 糖質・塩分を控えたい人
- 長期利用を考えている人(割引あり)
マッスルデリ(Muscle Deli)
マッスルデリは、トレーニング好きな人に向けた食事のサポート、宅食弁当サービスです。
マッスルデリではPFCバランスが最適化された食事が提供されます。タンパク質が多い割に糖質・脂質は控えめです。筋トレ、ジム通いなど日頃から体を動かしている方に向いたサービスと言えます。
PFCバランスとは、摂取カロリーのうち三大栄養素の「P=たんぱく質」「F=脂肪」「C=炭水化物」がどれくらいの割合を占めるかを示した比率のこと。
健康的にダイエットするためには、それぞれの栄養素をバランスよく摂取する必要があります。
注文は、定期配送以外にも都度購入も可能です。値段は1食940円〜(小サイズ/10食セット)となります。長期利用による割引制度はこの記事投稿時点ではありません。
- 値段はあまり気にならない人
- メニューはお任せでお願いしたい人
- デザートはなくても良い人
- 日頃、よく運動している人
- タンパク質の補給を重視している人
- 食事の分量をコントロールしたい人
ナッシュ(nosh) vs マッスルデリの比較
すでに2つのサービスを何度も使っています。双方のサービスを9つのポイントに絞って比較していきます。
- メニューの豊富さ
- 糖質制限のやりやすさ
- タンパク質の補給しやすさ
- トレーニングとの相性の良さ
- サイト・アプリの使いやすさ
- 容器の使いやすさ・大きさ
- 注文のしやすさ
- 継続のしやすさ
- 食事の美味しさ
1. メニューの豊富さ
メニューはナッシュの方が多いです。
- およそ60種類
- メイン食事36種類、米パン8種類、スープ5種類、デザート7種類
- メニューがよく入れ替わる
- 自分で好きな料理が選べる
- サイズが選べない
- 嫌いな食べ物を外す機能あり
- およそ40種類
- 朝食メニューあり
- メニューはあまり入れ替わらない
- メニューはランダム配送(選べない)
- サイズが3種類から選べる
- 嫌いな食べ物を外す機能なし
※メニュー種類の数は2020年6月時点
参考 メニュー詳細はこちら
▲ ワンプレートの食事以外にリゾット、スープ、デザートがあり種類も豊富です。嫌いなメニュー、アレルギーが出る食材も外すことが出来るようで機能性が高い。
参考 メニュー詳細はこちら
▲ マッスルデリ のほうもメニューは40種類とかなりの量です。朝食用メニューがありますが デザートはないですね。
メニューはランダム配送になります。好き嫌いない人は考える手間がないとも言えます。
メニューの豊富さをとると ナッシュ となります。一方、お弁当の大きさ(サイズ)は一種類のみとなり、男性だとちょっと物足りないと感じることがあります。
マッスルデリ では、サイズが3種類(大中小)とあります。中以上でも ナッシュ より大きく日本人一般男性の体型に近い私は満足できる分量でした。
2. 糖質制限のやりやすさ
糖質制限をやるならナッシュでしょうね。
ナッシュ では1食あたりの糖質・塩分は基準量が決まっています。一方、脂質がある程度含まれているメニューもあり、バラエティに富んだ食事をとることができます。
サイトにあるメニューも栄養成分で並べ替えでき、どのメニューがどの程度の栄養素かわかりやすいのはポイントが高いです。
3. タンパク質の補給しやすさ
タンパク質の補給を重視するならマッスルデリです。
女性向きの小さいサイズでも30g以上、男性向きの中サイズで40gものタンパク質が入っています。ナッシュだと40g以上のメニューはないです。30gも数えるほどです。
- 食事の平均タンパク質は20g前後
- サイドメニューからはあまりタンパク質が取れない
- 食事の平均タンパク質は小サイズで30g前後、中サイズ40g前後、大サイズ50g前後
- パンとスープの朝食メニューもタンパク質が豊富
4. トレーニングとの相性の良さ
これもマッスルデリですね。
筋力トレーニング、有酸素トレーニングどちらにとってもエネルギー(糖質)は必要になります。運動パフォーマンスをあげるためにも制限しすぎない程度の糖質は摂取したほうがよいです。また、筋力を作る上でタンパク質の補給は大切です。
マッスルデリ は、ナッシュに比べて糖質・タンパク質の量が豊富です。
- タンパク質がやや少ないので筋トレする人はプロテイン併用した方が良い
- メニューによって糖質がかなり少ないのでエネルギー不足が懸念
- タンパク質が豊富なので筋力アップが期待できる
- 糖質がある程度入っているのでエネルギー不足は回避できそう
5. サイト・アプリの使いやすさ
サイト・アプリの使いやすさはナッシュです。
ナッシュ はまずアプリがあるのがポイントが高いです。アプリがあるということはそれだけ多くの人にサービスが使われていることの現れでしょう。
また、メニュー一覧が各栄養素(カロリー、タンパク質、脂質、糖質、食物繊維、塩分)で並べ替えできるところは機能性が高いです。
カレンダーでの配送スケジュールもスキップ・停止が簡単にできて便利です。
マッスルデリ の場合は、サイト自体は見やすいです。機能面(スケジューリング、メニュー表の並べ替え)での工夫があるとより使いやすくなります。
6. 容器の使いやすさ・大きさ
容器はどちらもそれなりに大きいですね。
どちらも冷凍保存する必要があるので、まとまった数を注文する場合は事前に冷凍庫の空きスペースを確認しておく必要があります。
7. 注文のしやすさ
どちらのサイトも使いやすいので注文するうえで支障になることはありません。
- 定期便が前提
- オーダーする内容を考える余地がある
- Amazon Pay、そのほかのアカウント連携機能はない
- 定期便の他に都度購入オプションがある
- オーダーする内容を考える余地がない
- Amazon Payが使える
大きな違いとしては ナッシュ の場合、数多くのメニューからどれを食べるか決める必要があります(固定のセレクションメニューやお任せも可能)。
色々選べて楽しいわ
私、選ぶの億劫
マッスルデリのほうはランダム(おまかせ)で配送されるのでメニューを考える手間はありません。また、マッスルデリは支払い・配送先情報にAmazon Payが使えます。日頃、Amazonを使っている人にとって個人情報の入力が省略できます。
8. 継続のしやすさ
コスパ含めてしまうとナッシュが使いやすい。
ナッシュ は、価格がかなり安く、継続度合いに応じた割引制度があり継続はしやすいと思います。
マッスルデリの場合も会員登録がされていれば、定期配送の日程変更が可能です。カレンダー上で視覚的に操作できるナッシュはよりわかりやすいと思います。
- 一食当たりの値段は499円〜
- 定期便のスキップ・停止が可能
- 継続による優遇制度あり
- 一食当たりの値段は940円〜
- 定期便の日程変更可能(会員登録が必要)
- 継続による優遇制度なし
9. 食事の美味しさ
私はどちらの料理も美味しく感じています。分量的な満足度がある分、マッスルデリのほうが好みです。
- サイズが選べないので男性、体の大きい人は物足りない
- わりと脂質が含まれているので味にバリエーションがある
- レンジ後でも水はさほど出ない
- サイズが大中小から選べる
- 脂質は少ないのでさっぱりしている
- レンジ後に水が出やすい
ナッシュ のほうはメニューによってある程度脂質が含まれています。その分、味に深みがあるように思います。脂質が多い料理っておいしいですからね(笑
マッスルデリの方は脂質が絞られているのでその分味付けはさっぱりしていると思います。男性目線では、ボリューム的な満足度はマッスルデリのほうが高いです。
まとめ:どちらを使うべきか
好きな方を使いましょう(笑
項目 | ナッシュ | マッスルデリ |
---|---|---|
メニューの豊富さ | バラエティ豊か |
|
糖質制限のやりやすさ | ||
タンパク質の補給しやすさ | ||
トレーニングとの相性の良さ | ||
サイト・アプリの使いやすさ | 機能性が高い |
|
容器の使いやすさ・大きさ | 冷凍庫の形状による | |
注文のしやすさ | 互角 | |
継続のしやすさ | ||
食事の美味しさ | ボリュームで食べた感♪ |
大丈夫、どちらのサービスもよくできていて楽しみながらダイエットできます。
私は2つのサービスを併用しつつ、夕食に宅食を摂るようにしています。1ヶ月半で3kg近く体重が減少しました(現在も進行中)。
2020年11月29日追記:新メニューでデザートが発売されました。しばらくは限定販売のようですが、定期販売が予定されているようです。
参考 脂質・糖質は70%カット、タンパク質は50%増のチーズケーキが限定発売開始