2019年はフィリピン航空(PAL)を結構使ったので機内食をまとめます。
フィリピン航空の機内食はネットで見る限り、正直世間の声はいま一つですね…ブログやサイトによっては酷評すらされています。
実際はどうでしょうか。
個人的には日本から出発するフライトであれば、まぁ月並みかと。マニラ発、かつエコノミーは…かな。フィリピン航空のチケットは日系より割安です。広い海のような心で受け止めましょう。
フィリピン航空の機内食
国際線
ビジネスクラスの食事提供例
洋食、和食、フィリピン料理が振る舞われます。私が搭乗した際は2種からの選択でした。ルートによって選べる選択肢は変わるのでしょう。
- ノンアルコール
- フルーツジュース
- アイスティー
- ソフトドリンク
- コーヒー or 紅茶
- アルコール
- シャンパン
- アペリティフ(食前酒)
- カクテル
- 赤・白ワイン
- スコッチウィスキー
- スピリッツ(ジン、ウォッカ、ラム)
- コニャック
- リキュール
- ビール
- 日本酒(日本路線のみ)
エコノミークラスの食事提供例
基本2種類からの選択となります。よくある「ビーフ or チキン」がほとんどですね。
- ノンアルコール
- フルーツジュース
- ソフトドリンク
- コーヒー or 紅茶
- アルコール
- 赤・白ワイン
- ウィスキー
- スピリッツ(ジン、ウォッカ)
- ブランデー
- ビール
特別食(スペシャルミール)
ベジタリアン食、宗教を考慮した食事が用意できるようです。航空券の予約画面以外にも相談を受けてくれる場合があるそうで、必要な方はフィリピン航空のコールセンターに連絡してみると良いでしょう。
国内線
45分を超えるフライトであれば、軽食が配られる場合があります(プロペラ機材Q300、Q400は除く)。プロペラ機材ではフード提供は基本ないようです。
PAL機内食が酷評される理由
これは日本人とフィリピン人の味覚の違いが関係しているかなぁ…というのが個人的な考え。
私は何度もフィリピンに渡航しています。フィリピン料理は正直なところ苦手ですね。甘めの味付けだったり、脂質が多かったりします。
コロン島に行ったときは海産物が豊富で何を食べてもおいしかったのですが、マニラ首都圏だとフィリピン料理を避けて和食に逃げてしまいます。
フィリピン料理が美味しいか美味しくないか一括りに論ずることはできませんが、当たりはずれがおおいというのは事実だと思います(どちらかというとはずれが多い)。
PALの場合、機内食の取り扱いはフィリピン料理だけではありませんが、やはりフィリピン人好みの甘めな味付けな気がします。日本発の便では日本のケータリング会社が作っているのでレベルとしては著しく低いということはないと思います。
一方、マニラ発だと品質が安定せず、美味しくないと感じてしまうこともありました。NAIA-T2のマブハイラウンジに立ち寄った際に、日本人の方が「機内食はおいしくないからここで食べる」という声も聞こえました。
ビジネスクラスは一度使っています。機内食はおいしかったですね。ワンプレート提供ではなく、コース形式な配膳でした。フィリピン人CAは明るい性格でビジネスクラスの搭乗体験そのものは悪いものではありません。
期待値を上げすぎない
満足度と期待値は関係性があります。
期待値を高く持ちすぎると、サービスの質が低かった時に低評価になりやすい。一方で期待値が低かったのに思った以上のサービスを受けると満足度が高くなります。
フラッグシップキャリアだから、フルサービスキャリアだから、SkyTraxで4スターを獲得しているから…と考えてフィリピン航空のエコノミークラス機内食へ過度な期待を持つと満足は得づらいでしょう。
私もエコノミーで美味しくないと感じることもありますが、航空券の価格を鑑みると「まぁ、こんなものかな」というのが正直な感想です。ASEAN間のフライトなら航空券はかなり低料金になります。おのずと機内食も簡素になっていきます。
実際に食べたフィリピン航空 機内食
2019年だけで5回搭乗して記事を4つ投稿していました。来年も2, 3回は乗るんじゃないかと思うので乗ったら追記していこうかと。
時期 | 出発 | 到着 | クラス | 記事 |
---|---|---|---|---|
2016年9月 | マニラ | 香港 | エコノミー | 記事なし(ブログ開始前) |
2019年7月 | マニラ | 成田 | ビジネス | 詳細はこちら |
2019年8月 | 成田 | マニラ | エコノミー | 詳細はこちら |
2019年8月 | マニラ | バンコク | エコノミー | |
2019年9月 | バンコク | マニラ | プレミアムエコノミー | 詳細はこちら |
2019年10月 | マニラ | ホーチミン | エコノミー | 詳細はこちら |
2022年10月 | ホーチミン | マニラ | エコノミー | (記事投稿予定) |
エコノミークラス機内食
マニラ-香港線
過去の写真を探して見つけました。マニラから香港フライトでの機内食。
2名で旅行してどちらがどちらを食べたか、全く覚えていません。マニラから香港は1時間ちょっとのフライトということで機内食がでるギリギリラインです。内容を見ても軽食ですね。
往路のみ写真を取っていたようで復路は写真を取っていませんでした。
▲ ビーフかな。おかず少ない…w
▲ チキンフライだろうか…
成田-マニラ線
▲ 御前がちょっとオシャレでしたね。味は可もなく不可もなく。ご飯は一見硬そうですが、見た目よりは食べやすかったです。フィリピン系エアラインにしては野菜が多かったです。
フィリピンにはまだ野菜を食べる文化が根付いていません(暴論
マニラ-バンコク線
▲ 1便目はチキンにしたので2便目はビーフにしました。太麺のパスタに和え物もパスタですか… しかもパン付きで炭水化物だらけ。味自体は悪くないです。
▲ 食後デザートにマンゴーアイスをもらいました。全部は食べられなくて半分くらい食べました。
マニラ-ホーチミン線
マニラ発ホーチミン行きでエアバスA321-231に搭乗した際の機内食。この時の記録を見返すと、食事は美味しくなかったようです。
ホーチミン-マニラ線(追記)
今度は、逆の経路でホーチミン発マニラ行き。これはコロナ以降で最初のフィリピン航空フライトでした。マイルの有効期限を延命させるためにあえてPALへ搭乗。
カトラリー(Cutlery:ナイフ、フォーク、スプーン)が使い捨ての木製に変わっていました。
プレミアムエコノミークラス機内食
バンコク-マニラ線
プレミアムエコノミーは基本的にエコノミーと同じ機内食が配膳されます。
▲ この時はビーフを選択。ちょっとカレー風味で甘めの味付けでした。この時はプレエコでガラガラだったので、CAさんと結構会話したのですがサンミゲルがないっ… 何でないんだよ、って茶化してました。
ビジネスクラス機内食
マニラ-成田線
この時のビジネスクラスは、購入時はエコノミークラスでその後、入札形式のアップグレードオファーをもらっていくらか出して入札成功しました。
▲ メインはビーフか、鶏肉。牛肉ロールとか聞いちゃったら鶏肉にはいけないということでビーフを選択。配膳は、ワンプレートではなくコース形式でした。
▲ 前菜です。奥の緑のやつはムース、棒のようなものはチョコレートです。
▲ 牛肉ロールは柔らかくて素直に美味しかったです。
PALでサンミゲルが飲めない件
ちょっとこれ驚いた。私だけ?
私が搭乗した便ではいずれも国民的ビールともいえるサンミゲルが飲めませんでした。エコノミーはもちろん、ビジネスクラスを使った時も「サンミゲルはない」と言われました。代わりに出てきたビールの美味しくないこと(サンミゲルも美味しい…というわけではないけどなんか安心する)
一方、セブパシフィックではサンミゲルを飲むことが出来ます(LCCなのでもちろん有料)。
フィリピン航空チケットの手配
フィリピン航空のチケットを手配する場合、公式サイトを見るのはもちろんですが横断検索サイトの利用も併せて使いたいところです。タイミングによっては公式サイトよりも低価格で航空券を手配できます。
事実として、マニラ〜ホーチミンに向かった際には公式サイトより他社サイトの方が安かったです。
普段は航空券価格の比較サイトを見ながら価格比較を行い最安で利便性が高いフライトを探しています。航空会社直接、または航空券予約サイトはその時々で使い分けています。
Skyticket(スカイチケット)
わかりやすいインタフェースでスマホアプリから予約しやすいのが「Skyticket(スカイチケット)」です。数多くの航空会社と提携しているので目的の航空会社以外でお得なチケットが見つかることがあります。
「atta(あった)」
「atta(あった)」ってご存知ですか?
最近知った航空券や宿泊施設(ホテル・旅館・民泊・別荘)を横断的に検索できるサービス。売りはビッグデータ・AIを駆使したところで、安いタイミングを通知で知らせてくれます。
来年使う航空券検索で使っています。GoogleフライトやSkyticketよりも安いことが多いです。加えて、安いタイミングが知れること、安くなると実際に知らせてくれる機能は便利。やはりAIってすごい。
まだ使ったことなければお試しを。
終わりに
「マサラップ」というフィリピン語をご存じでしょうか。フィリピン語で「美味しい」を意味します。機内で美味しかったらCAさんに言うと喜ばれます。
マラミン サラマ ポー