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Googleデータポータルを使って搭乗実績を可視化する方法。エクセル+αでSFC/JGC修行にもオススメ♪

Googleデータポータルを使って搭乗実績を可視化する方法。エクセル+αでSFC/JGC修行にもオススメ♪ フライト

ブログ用に搭乗実績をビジュアライズしてみました。

出張で月に何度も搭乗機会のある日本の企業戦士の方々ほどではありませんが、趣味の旅行でそれなりに飛行機に搭乗する機会があります。今後も一定数のフライトに搭乗するわけですが、記録しないと忘れてしまいます。

ツイッターを見ていると、SFC修行/JGC修行やステータス維持修行をされている皆さんはエクセルとかで管理している人多いですよね。

私もブログをやるようになり、昨年からはブログ内にHTMLテーブル作ってそこで管理していました。まぁ、これで必要十分なのですが、最近Googleデータポータルという無料で使える素晴らしいサービスを知りました。

Googleデータポータルって平たく言うと、「BIツール」です。

ドンちゃん
ドンちゃん

企業内に眠った大量データをうまいこと分析して、インサイトを引き出して意思決定を早める…とか世間で宣伝されているやつね。

私、職場ではBIツールを使ってお仕事しています。ということで、自分の搭乗実績を使って過去のフライトをビジュアライズしてみました。

チャンビア
チャンビア

意志決定とか別に興味ないので、ブログネタに使います。

せっかくなのでこの記事をお読みいただく方向けに作り方を共有したいと思います。

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Googleスプレッドシート+データポータルで作る搭乗実績

PC/タブレット用とスマホ用でテンプレート公開

データポータルはエクセルでグラフ作るの得意な人は直感的に触れるかも。とはいえ、概念を知らないとかゆいところが出てきます。ツールの説明とかいらないから手っ取り早く始めたい人向けにテンプレートを公開します。

PC/タブレット用

画像をクリックすると拡大します。

Googleデータポータルで作る搭乗実績(ANAカラーテンプレートPC版)
ANAカラーテンプレートPC版
Googleデータポータルで作る搭乗実績(JALカラーテンプレートPC版)
JALカラーテンプレートPC版

スマホ用

スマホ用はPC用よりは少し情報を絞っています。

画像をクリックすると拡大します。

Googleデータポータルで作る搭乗実績(ANAカラーテンプレートスマホ版)
ANAカラーテンプレートスマホ版
Googleデータポータルで作る搭乗実績(JALカラーテンプレートスマホ版)
JALカラーテンプレートスマホ版
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主な機能(エクセルよりも高機能)

フィルターでグラフが再描画

エクセルのグラフと異なり、フィルターが使えます。期間、アライアンス、航空会社ごとに絞り込んでグラフ描画が可能です。

Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(フィルターを変更すると自動的に再描画される)
フィルターを変更すると自動的に再描画される

ツールチップで細かいデータも見れる

グラフ上の数字はグラフにマウスやタップ操作でポップアップしてくれます。

Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(グラフの値はマウスオーバーすればツールチップが出現)
グラフの値はマウスオーバーすればツールチップが出現

表も視覚的にわかりやすく

ヒートマップという機能で数字の大小を認識して色分けしています。

Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(表のヒートマップで数字の強弱もわかりやすく)
表のヒートマップで数字の強弱もわかりやすく

スプレッドシートと連動

Googleデータポータルはスプレッドシートを反映すれば自動反映される

スプレッドシートにデータを加えれば一定時間経過後にデータが反映されます。(ちょっと時間差あります)

ウェブサイトに埋め込める

Googleデータポータルはブログとかに埋め込める

ブログお持ちの方には必見。お持ちのサイトに搭乗実績グラフを埋め込めちゃいます。

使うツール

Google2つのサービスを使います
  • Googleスプレッドシート
  • Googleデータポータル

Googleスプレッドシートとは

知っている人は読み飛ばしてください。

スプレッドシート(英:Spreadsheet)とは集計表、表計算ソフトのことで要は「エクセル」みたいなやつです。Googleさんもエクセルやワード、パワーポイントのようなサービスをオンラインで提供しています。エクセル版が「Googleスプレッドシート」です。

過去には使い物にならないという声もあったGoogleスプレッドシートですが、今では着実に進化していますね。エクセルに比べるとオンラインを考慮した使い方であれば優位性があります。

チャンビア
チャンビア

今回の記事では、スプレッドシートでフライト実績の表を管理します。

エクセル自体に日々触れる機会がないからスプレッドシートの使い方もよく分からないという方は、ひとまず記事を読み進めてできそうか判断してください。テンプレートにしてしまっているので基本的には「記帳」操作のみです。

Googleデータポータルとは

Googleデータポータルとは、Googleが提供するBIツールでオンラインで使うことができます。

私も今年になって存在を知りました。Googleスプレッドシートでもグラフ描画は可能ですが、一枚っぺらのダッシュボードのように使ってデータをビジュアライズするならデータポータルのほうが使い勝手がよいです。

Googleデータポータルのダッシュボード例

分析できるデータが整っていれば、後は直感的にグラフを作れます(込み入った使い方しようとすれば色々概念は知る必要ありますけど)。

ここから先は私が作ったテンプレートを使って手っ取り早く作る方法を掲載します。自分でいちから作りたいという方はデータポータルについて多少の勉強が必要です。

エクセルでグラフ作成が得意な方はヘルプ見ながら使えちゃうかも知れません。

以下は、データポータルの概要を噛み砕いた記事です。今回やってみて興味があるようならお読みください。

ドンちゃん
ドンちゃん

というかあなたのサブブログでしょ。

搭乗実績データを可視化するための手順

Googleスプレッドシートとデータポータルの「テンプレート」を使って搭乗実績の可視化を行います。

必要なもの
  • パソコン
  • Googleのアカウント
  • ブラウザ
  • 多少のお時間
  • 飽きないようにお菓子(男性はビール)

テンプレート(SFC/JGC修行に良さげ)

Googleスプレッドシート

Googleデータポータルから読み込むためのデータソースとしてスプレッドシートを使います。基本的にはテンプレートをそのままお使いください。

新たな列やシートの追加、列名変更などを行うとデータポータル側の動作に影響を与えます。

あらかじめ定義されている形式にそって、データ入力して使います。データの項目(列)は、一般的にマイラーさんが管理していそうな項目にしています。

作者の搭乗実績丸見えテンプレート

Googleデータポータル

4タイプのテンプレートを公開します。PC用とスマホ用、それとANA/JALを意識したスキンの計4つです。お好きなものを選んでいただければと。

テンプレート 詳細
搭乗実績(PC版)- ANAカラーバージョン 詳細
搭乗実績(スマホ版)- ANAカラーバージョン 詳細
搭乗実績(PC版)- JALカラーバージョン 詳細
搭乗実績(スマホ版)- JALカラーバージョン 詳細

上記のテンプレートを見るにはGoogeにログインしている必要があるようです(共有設定上は、ログイン不要って書いてあるんだけど…)

テンプレートの利用条件
  • Googleスプレッドシート&データポータルともに無料で公開します。
  • 改変可。但し、改変後の質問の回答は苦しくなって…ご理解をw
  • 本テンプレートそのものの販売はお控えください。

前提条件

Googleのアカウントはお持ちの前提です。また、スプレッドシートやデータポータルを初めて開く場合は、利用規約への同意などの手続きが発生します。その辺は終えておいてください。

さすがにこんな人はいないと思うけど

作業手順

作業の流れ
  • ステップ1
    スプレッドシートで搭乗実績を記帳する

    私が作ったテンプレートでご自身の搭乗実績を記帳します。あまり欲張ってやるとうまくいかなかった時に萎えるので半年〜1年分くらいにしておきましょ→うまく動いたらそのほかも。

  • ステップ2
    データポータルから搭乗実績を記帳したスプレッドシートを開く

    データポータル上のテンプレートからお作りになったデータソース(スプレッドシート)を開きます。

  • ステップ3
    動作・データ確認

    フィルターがちゃんと動くか確認します。データ不備を見つけた場合は、元のデータを修正しましょう。

スプレッドシートで搭乗実績を記帳する

先ほどのリンクから「スプレッドシートのテンプレート(.xlsx)」をダウンロードします。その後、Googleスプレッドシートのホーム画面を開いてください。

▲ 「空白」で新規のスプレッドシートを開きます。

▲ 上部のメニューから「ファイル」→「開く」→「ファイルを開く」→「アップロード」の順で操作して、ファイルアップロードの画面を出します。

その後、ダウンロードした「スプレッドシートのテンプレート(.xlsx)」をアップロードエリアにドラッグ&ドロップでアップロードします。

Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(スプレッドシートレンプレート)

▲ ファイルが開かれます。最初にファイル名を都合の良い名前に変更してください。

スプレッドシート・テンプレートの構成
シート名 説明
搭乗実績 フライトの搭乗実績をここに記録していきます。
空港3レター 空港の日本語名称を管理しています。
航空会社 航空会社の日本語名称を管理しています。

データポータルは、「搭乗実績」のシートを読み込みます。「空港3レター」「航空会社」は日本語の名称を補完する役割で使っています。「搭乗実績」→「空港3レター」「航空会社」はVLOOK関数の参照です。

と言いつつ、ゴリゴリ「搭乗実績」シートの欄全て手動入力でも大丈夫です。

セル欄の色分け(3シート共通)
Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(スプレッドシートテンプレート使い方)
  • 先頭行(ブルーのヘッダー列)
    • データポータルのデータ定義となっているので名称変更や途中に列を挿入しないようにしてください。最後部への列挿入は多分OK。
  • 背景が白いデータ列
    • 関数が何も入っていない列。手動でゴリゴリ入れていって。
  • 背景がグレーのデータ列
    • 関数が入っています。新しい行を追加するときはコピペして。

A. 料金は片道発券、往復発券、往復でも予約クラスの違いから料金が異なるケースなど様々あるかと思います。

  • 片道発券はそのままの金額を入れる。
  • 往復同じ予約クラスなら往路、復路に半額ずつ入れて総額が支払い金額になるようにする。
  • 往復異なる予約クラスの場合(往路:Mクラス、復路:Sクラスなど)は、入力される方の判断で按分して総額が支払い金額になるようにする。

など工夫してください。私は今更調べるのが面倒なので往復は全部半額ずつ入れましたw

A. とりあえず空欄でOKです。「0(ゼロ)」でも多分平気。数値を入れるためのフィールドになっているので「不明」とか文字列は入れないようにしてください。

テンプレートで入っていた行(「搭乗実績」シート)

最初はお手本にして、一通り終わったら私の搭乗履歴は消し去っておいてください。他、「搭乗実績」以外の二つのシートの入力項目は使いまわせます。

「空港3レター」「航空会社」

伝わらない人いたらごめんなさい。この二つのシートはマスターテーブルにしています。手動入力のブレを防ぐため、繰り返し入力しそうな空港名称、航空会社名称を別シートにしました。(わかる方向け:VLOOKUP参照です)

データポータルでテンプレートを開く

スプレッドシートへの記帳が完了したら、いよいよデータポータル です。

テンプレート 詳細
搭乗実績(PC版)- ANAカラーバージョン 詳細
搭乗実績(スマホ版)- ANAカラーバージョン 詳細
搭乗実績(PC版)- JALカラーバージョン 詳細
搭乗実績(スマホ版)- JALカラーバージョン 詳細

▲ 作りたいテンプレートを選びます。

Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(データポータルテンプレート)

▲ 開いたテンプレート右上の「テンプレートを使用」を選択する。

Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(テータポータルのようこそ画面)

▲ 最初は規約が出るかも。その場合、華麗に処理しておいてください。

Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(データポータルで新しいデータソースを作る)

「このレポートのコピー」というポップアップ画面が出ます。「新しいデータソース」→「データソースを洗濯してください…」→「新しいデータソースを作成する」をクリックします。

Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(データポータルで新しいデータソースを作る)

▲ データポータルでサポートしているコネクタの種類が表示されます。Googleスプレッドシートを選択します。

Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(データポータルで新しいデータソースを作る)

▲ データポータルから初めてスプレッドシートに接続する場合は、接続可否を聞いてきます。「承認」してください。このあと、本人認証なんかもあると思うので華麗に処理しておいてください。

Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(データポータルで新しいデータソースを作る)

▲ 準備しておいたスプレッドシート、「搭乗実績」シートを選択します。オプションはデフォルトで選択されている状態なのでそのままにして「接続」を押してください。

Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(テンプレートが読み込んだ直後)

▲ エラーなく、上記の画面が出れば成功です。

動作・データ確認

Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(データポータルメニューバー)

▲ 画面上部の「ビュー」をクリックします。あとは次の使い方で動作確認してください。

データポータルで作った搭乗実績ビューの使い方

フィルター、ツールチップ操作

Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(データポータルの動作確認)

▲ フィルターはPC、スマホともに上部に3つあります。スプレッドシート内に、修行記録の場合はアライアンスで絞ればSFC/JGC修行を出せると思います。

スマートフォンのスクロールは少しコツがある

Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(データポータルの動作確認)

▲ スマートフォンで表の上をスクロールする場合、表の上で一回タップしてください。そのあと、スクロールすることができます。

リンクの共有方法

Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(メニューバー)

▲ 編集画面か、ビューの画面で上部のリンクアイコンをクリックします。あとの流れは画像の通りです。

Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(共有設定)
Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(共有設定)
Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(共有設定)
Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(共有設定)

▲ ここの共有範囲はお好みです。

ウェブサイトへの埋め込み方法

▲ 編集画面か、ビューの画面で上部の < > アイコンをクリックします。

Googleデータポータルで作る搭乗実績ダッシュボード(ウェブサイトへの埋め込み設定)

▲ 幅と高さのピクセルを指定して、コードをコピーしてブログ投稿画面の入れたい場所でHTMLとしてペーストすればグラフを埋め込めます。

考えられそうな質問

A. 私のケースが一緒に入れています。

「アライアンス」というフィルターを用意しているので、ここで「LCC」「アライアンス」なしなどを外せば、SFC修行/JGC修行の絞り込みができると思います。

A. スプレッドシートの「搭乗実績」シートの既存列の名称や、列の追加はデータポータルが正しくデータを読み込めなくなります。

最後部への列の追加は大丈夫そうです。既存列の中間に新たな列を追加すると再度データソースを再構成する必要があります。念の為、最後部の列に「備考欄」を用意しているのでグラフ描画に関係のない情報はこちらを利用してください。

A. 追加しても大丈夫です。但し、既存シートの名称は変更しないようにしてください。

A. Googleのデータポータルヘルプやインターネット上の情報を参考にしてください。

A. 各グラフを選んでデータポータルの右サイドバーを開くとスタイルプロパティが表示されます。色がついたところを選んで好みの色に変更できます。

今回、公開しているデータポータル・テンプレートは、ANA/JAL公式のRGBカラーで色付けしました。

A. データポータル上で画像挿入できます。商標ロゴの利用は自己責任でお願いします。

最後に

グーグルのサービスってほんと便利。データポータルは使いどころが色々ありそうなのでしばらく遊んでみます。搭乗実績が終わったので次は宿泊履歴の可視化でもしてみようかしら。どんだけオカニが吹っ飛んでいるのかがひと目で分かります(笑

↓一から作る手順(若干はし折っているけど…

コメント欄オープンにしました。明らかにおかしいだろう…というところはご指摘ください。

コメント

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