海外解禁の雰囲気が強まる2022年4月のゴールデンウィーク。
ツイッターを見ていても徐々に海外フライトの様子がタイムライン上に流れてきます。近場の東南アジアですと、タイをはじめとした国々が次々と規制緩和を打ち出しています。
かくいう私も、2月に入ってから航空券を発券しておりました。
コロナ影響により2年もの間、海外にいけない状態が続いていました。しかしながら、観光立国タイでは、東南アジアの中でもなんとか旅行者へ渡航してもらうような施策を打ち出してきます。(現在は、ほかの東南アジアの国々も緩和追従しています)
私が発券したのは、入国後の隔離が著しく緩和されたタイミング。1日目だけPCR結果が出るまでホテル待機をすればよく、その後はタイ国内を自由に移動できることを知り、ついに自己鎖国状態を脱する決心がつきました。
今回はタイトルにある通り、ZIPAIRを使います。もう、搭乗記の書き方も忘れちゃった。フライトから入国の様子を徒然と記録投稿します。
フライト概要
成田からバンコクへの直行便、コロナ前とは異なり、妙な経由はせずまっすぐとバンコクへ向かいました。
規制緩和は進みつつも、コロナ禍での海外フライトということで多少の制限はあります。また、タイ大使館のページを綿密に見て準備不足ないようにフライトに臨みました。
- 成田空港入国書類のチェック
通常時よりも綿密にドキュメントチェックが入ります。
- フライト成田からバンコクへ(ZG51)
予約時は3列独占できるんじゃないかと思っていましたが、そうは問屋が卸さないってことでした。
- タイ空港入国管理(イミグレ)
再びドキュメントチェック。パスポート、ボーディングパス、タイランドパス、到着カードがチェックされました。
- ホテル到着ドライブスルーPCRを経てSHA+対応ホテルへ
地味に初PCRでして緊張しておりました。
日付 | 2022年4月27日 |
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時刻 | 17:01/JST – 21:18/ICT |
路線 | ZG51 成田-バンコク |
機材 | B787-8 |
日本航空が投入する中長距離LCC
搭乗する便は「ZIPAIR Tokyo」です。
ちょうどコロナ発生とかぶる2020年春に韓国線、夏のバンコク線と就航予定でしたが、いずれも延期されて当初は貨物便としての就航を迎えます。
せっかくCAさんを雇ったのに、なかなか満足に機上での業務を迎えられない様子はテレビやSNSで見かけておりました。
参考 ZIPAIR Tokyo
現在では、アジアの人気都市のほかにホノルルやロサンゼルスへも就航しているんですよね。
機材
機材は1種類のみ、ボーイング787-8を使っています。元々は、日本航空が初期に導入した機体をリース移管、改修や再塗装を経て運行に使われています。
クラス | ピッチ | 広さ | 座席数 |
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Standard | 31インチ | 17インチ | 272席 |
ZIP Full-Flat | 42インチ | 20インチ | 18席 |
往路は、Zipairでいうところのスタンダードシートで一般的なエコノミークラスとなります。
シートピッチ31インチ(79センチ)であれば、FSCのエコノミーと変わりませんね。
なお、フルフラットシートは復路にて使いました。
成田国際空港にて
GW2日前、この日は午前中で仕事を切り上げ、スカイライナーに乗って成田空港へと向かいました。
結果的に、この「2日前」という選択は幸運だったようです。GW初日の便は、前日の便の影響で欠航してしまいました。初日のホテル予約は、コロナ対応を考慮する必要がありますので欠航になってしまうと困難な調整を余儀なくされます。
チェックイン
2年ぶりの成田空港は、国際線需要が戻っていない状態ですし、休暇前ということで空港内は閑散としています。しかし、ZipAirのカウンターだけは数十人程度の列ができていました。
ここではJGC/JGPのステータスは何の効力も持ちません。粛々と列に並んで自分の順番を待ちます。ラウンジへ向かう予定もないので、焦らず気長に待てました。
多くの人は、タイランドパスを印刷してきていました。中には、スマホで画面を見せている方もいたようです。
過ごしやすくなった制限エリア
ZipAirは、第1ターミナル 北ウイング を使っています。
恒久的なものかはわかりませんが、今はプライオリティパスでANAラウンジに入ることができます。
以前のように年に数回の旅行が当たり前であれば、プライオリティパスの発行もやぶさかではないのですが、まだちょっと先は読めないということで発行は見送りました。
ということでターミナル内で時間を過ごします。
▲ ターミナル内で見かけた休憩スペース。なんだかおしゃれで立派です。この程度のスペース、海外でラウンジとして見かけます。
ご時世でしょうか、何人の方がオンライン会議をしていました。空港でお仕事だなんておしゃれに見えますが、私は嫌ですw
▲ マッサージチェアも常備。
搭乗記
機内への搭乗
いやぁ、久しぶりの国際線。フライトそのものも半年ぶりです。
▲ ZipAirの搭乗案内は、窓際・通路側の順でアナウンスされました。私は窓際で確保していたので早めに機内に入りました。
▲ 3列確保を目論んでいたので後方に向かいます。
▲ LCCですが、足元は狭いという感じはしませんでした。中距離フライトであれば許容範囲です。
▲ 徐々に人が入ってきます。
▲ 早々に三列確保の夢破れます。通路側に外人さんが一人来ちゃいました。ツイッター投稿時点では、搭乗率4割と言っていますが、実際にはそれ以上の人がいたように思えます。
▲ さぁ、フライトです。
▲ 食事用のテーブルとは別に、タブレットスタンドのようなスペースがあります。ここにキンドルを立てて、読書を楽しんでいました。
機内食
▲ 初めて搭乗する航空会社、それなりの搭乗時間ということで食事をオーダーしていました。LCCですので、食事は別オーダーで事前予約が必要です。
この日はバターチキンカレー。
▲ 味は可もなく不可もなく。ルーが少ないですね…
LCCの機内食カレーは3年前のエアアジア便以来のはずです。この時は、間違えてカレーを二つオーダーしたんですよね。
無料の機内WiFi
ZipAirでは、国際線にして無料WiFiが使えます。ついに、国際線機上もオンラインの時代に。
▲ 接続は難しくなく、指定のSSID、指定URLへアクセスするだけです。
動画や画像の多いサイトは遅延が大きいですが、ツイッターはわりと楽しめました。
着陸から入国
フライトは終始安定しており、発着ともに遅延なしでした。
▲ 降機間際に撮影していたフルフラットシートの写真。帰りはこれを使う予定。
▲ 外に出た途端に東南アジア独特の「むわっ」とした空気に触れ、日本を離れたことを意識します。
▲ 空港内の壁画。まえ、こんなのありましたっけ?異国の空港雰囲気を感じながら外に向かいました。
▲ イミグレ行く前に一旦、ドキュメント不備がないかチェックされます。
大方は予想していましたが、今しがた搭乗してきたボーディングパスもチェック対象でした。いつもは座席に捨てることもままあるので、一瞬焦りました。
制限エリアを出ると、宿泊するホテル別のカウンターが準備されています。
時間帯として混雑はしていなかったので、なんなく対象カウンターを見つけてホテルへ向かいました。SIMカードは送迎スタッフが販売してくれました(299バーツ・15日間使える)
▲ ホテルへ向かう途中に、ドライブスルー形式のPCR検査をうけます。はじめてのPCR検査で痛くないか心配でしたが、スタッフさんの腕もよくちょっとした違和感のみですみました。
おまけ:隔離ホテルにて
本来、フライトとホテルの記事は別で投稿しています。
初日は、SHA+対応ホテルへ宿泊の必要がありました。一歩も外に出ておらず、通常時1,000THB前後の安ホテルということで記事にするほどでもないかとこの記事に押し込みます。
この後は、別ホテル宿泊でそちらは記事にします。
最後に
2年ぶりの国際線搭乗を記事にしました。
今回は、渡航先で記事を書いています。タイは、時間がゆるやかでいいですね。これから、バンコクのとあるサウナへ向かいます。