やらかしました… 飛行機の機内に財布を忘れる大失態、それも海外旅行中。
長らく海外旅行を繰り返していますので大なり小なりの忘れ物をした経験があります。
しかし、今回は非常事態。
旅行中に絶対に身から手放してはいけないのはパスポートとお金。今回はお金やクレジットカードがぎっしりと詰まった財布を忘れてしまいました。
キャッシュカード、クレジットカードはすべて停止処理を行い、カード再発行… その後は固定費のカード切替の作業に追われました(大変だった…Orz)。
パスポートと財布を失くすのはダメ、マジ危険。
機内忘れ物の顛末
先日、アシアナ航空で成田からソウルを経由しホーチミンへ渡航しました。
いつもは空港や機内でお金とカード類を貴重品袋と財布の二か所に取り分けます。今回は「機内でやればいいや」と思い、座席下にカバンを置いていたら離陸前にCAさんにオーバーヘッド(荷物棚)に移されてしまいました。
その後、やらなきゃいけないタスクも忘れてしまいリラックスモードに。アシアナ航空ビジネスクラスの性能を確認する作業に入っていました(単純に楽しんだだけとも言う)。
フライトは大きな遅れもなく、時間通りにSGN到着。
ホーチミンから市内ホテルへは予め手配していた送迎で移動しました。SIMカードも事前にアマゾンで購入していた、ホテルはデポジット不要だったこともあり、ホテルの部屋に入るまで自分の身から財布がないことに気付きませんでした。
- ホーチミンから市内へ
- タンソンニャット国際空港から市内(1区)へは現地手配の空港送迎で約1,000円(22万ドン)です。
- 一方、現地オプショナルをスマホから手配でけいるKlookだと半額くらいになります(約500円)
- Klook ホーチミン空港からの楽々送迎
- モビフォンのSIMカード
- ベトナムのSIMカードはアマゾンで価格破壊が起きています。空港で入手するよりもかなり割安に現地SIMカードが手に入ります。モビフォン、ベトナモバイルが流通しています。
そう、現地からホテルまでの移動はベトナムドンをまったく使わずシームレスだった。われながら旅慣れしていて移動中のメンドウを事前に解消しています… (笑
しかし、今回これが仇となり、紛失の事実に気付くまで時間を要しました。
気付き、そして絶望します。
翌日はちょっとした観光を予定に入れていたのですが、気分的にそれどころではありません。明朝、添乗員が迎えにきたのでその場でキャンセルしました(費用はこちら負担で)。
何枚も入っていたクレジットカードの停止しないと、不正利用された被害額が想像もできません。翌朝は銀行、クレジットカード会社に次々と電話しました。
財布は見つかった
財布は結果的に手元に戻りました。被害額もゼロ。
不幸中の幸いでアシアナ航空CAさんが財布を発見し、空港の遺失物取扱所に届けてくれました。大変ありがたいことに航空会社内で連携してもらったのか、私のメールアドレス経由で財布発見の連絡もいただきました。
これには本当に感謝しかないです。この時はまだ焦っていたので返信が雑ですが、その後しっかりお礼しています。
しかしながら… ダメージは大きかった。相当量のカードの停止処理&再発行に奔走しました。そして、それが終わると固定料金のカード切替。いやはや大変でした ( ꒪Д꒪)
忘れ物の履歴書
今回は自分への戒めを込めてこれまでに海外旅行中に忘れたものを列挙してみます。記憶に残っているもののみで捨てても良いものは省きます。
- 香港旅行のお土産一式
- 香港旅行の際にお土産一式を現地ホテルにすべて忘れた。現地の知り合いに取りに行かせたが発送がめんどくさくなり全部差し上げた。
- パスポート
- ANAでバンコクからの帰国便の際に、飛行機が機材トラブルで関空に途中降機。国内線で東京に戻るときに乗り換え移動中にパスポートを落とした。ANA地上係員を奔走させ次の搭乗までに見つかった。
- iPhoneSE
- マニラのタクシーに置き忘れ。「iPhoneを探す」で大まかなロケーションは判明。でも場所がわかっただけ。
- 人に頼まれて購入したお土産
- セブ島のホテルに人に頼まれた日本からのお土産を忘れる。チェックアウト後、まだ現地にいるうちに気づき取り戻した。数か月後に同じホテルを再利用したらホテルスタッフの記憶に残っておりうすら笑いされる。
- 財布 ← 現在ココ
- ホーチミン空港でアシアナ航空機内に財布を忘れた。過去最大の影響度ですw
機内で忘れ物をしてしまったときは
ADHD気味の私が言うのもアレですが、機内に忘れ物をしたときのアクションをまとめます。
これを「おまいう」現象という
飛行機から降りた直後であれば
自分が使った航空会社の地上係員に声をかけて相談することになるでしょう。海外だと英語(最悪は現地語)になるのでこんなときにスマホ翻訳機能が役に立ちます。Google翻訳であれば大抵の言語をカバーしています。
搭乗券が必要になることがあるので旅が終わってもしばらくは保存しておきましょう。今回、遺失物取扱所でも搭乗券の提示を求められました。
すでに空港から離れてしまったら
今回の私のケースはこれ。利用航空会社に連絡をします。
アシアナ航空の日本語電話窓口を探しだしました。連絡するとふたつのオプションを教えてくれました。
- 忘れ物専用サイト
- 空港に問い合わせる
フルサービスキャリアであれば電話窓口があるケースがほとんどなのでインターネットで見つけましょう。
LCCの場合、電話窓口がないケースがあります。その場合はSNS(ツイッター、フェイスブック)経由で連絡がつくことがあります。私はセブパシをよく使いますが、わりとカジュアルにフェイスブック経由で質問しています。
また、多くの場合「機内+忘れ物+航空会社名」などでググると窓口や対処方法のページが見つかります。ANA、JALはもちろん多くの航空会社で遺失物専用のウェブページを設けています。
アシアナ航空の場合、「機内紛失物の確認」という専用サイトを持っていました。
▲ 日付、カテゴリー、アイテム名、空港、便名などで検索できます。
▲ ページ開くとわかりますが、毎日たくさんの忘れものがあります。
空港の遺失物取扱所
今回事件の場所は、ホーチミンンシティ・タンソンニャット国際空港(空港コード:SGN)でした。どこの空港でもそうですが「遺失物取扱所 (Lost & Found)」があります。
SGNの場合だと到着階の制限エリア外に1つ、制限エリア内に2つの計3箇所ありました。
▲ 最初に制限エリア外の事務所に取りに行きます。ここは自由に出入りできます。
▲ 空港職員に「財布」を取りにきた旨を伝えると、制限エリア内のほうに行けと言われます。物品の性質によって預かり所を分けている?ということで制限エリア内の遺失物取扱所に廻ります。
ホーチミン空港の場合、到着階出口に係員がいることがあるので事情がないとビル内に入れないケースがあります。今回は「遺失物取扱所に財布を取りに来た」と英語で伝えると通してくれました。制限エリア内に入るときにはパスポートの提示が必要です。
▲ 無事に制限エリア内に入った。
▲ 到着階の制限エリアに入ると、遺失物取扱所が2つ並んであります。今回は「SAGS (Saigon Ground Services) Lost & Found」の方で自分の財布を取り戻すことができました。この事務所が各航空会社と連携しているのかもしれません。
- パスポート
- 搭乗券(ホテルに忘れたのでスマホからEチケット見せた)
- サイン
紛失した物品の特性上、金庫に保管していたようです。発見者が航空会社(アシアナ)、保管者が空港(SGN)ということで何かあるとどちらかが疑われるのでこういった保管体制を取っているのでしょうか。
空港ビル外で紛失したらこんな保管はされていなかったことでしょう。
自戒を込めて買ったもの
世の中は便利になったもので、私のような忘れ物をよくする人に対して解決策が用意されつつあります。
「スマートタグ」と呼ばれるものがあるそうで財布や鍵と一緒につけておき、何かあったときスマホとGPS連携するグッズがあります。今回はカードタイプを購入してみました。
それとついでに、貴重品バッグを新調しました。現地で貴重品を分割するために使っているのですが、古くなったこともあり扱いが雑になっていました。モノを新しくして初心に戻ります。
まとめ
財布は戻ったものの、カード停止処理は結構ダメージ大きいですね。わりと生活に支障をきたしています。本当、パスポートとお金の紛失はダメ、マジ危険。