ブログ書くときって表作るのってとっつきづらいですよね?
ワードプレスのビジュアルエディターで表を作るボタンも見当たらないし、プラグイン入れれば出来るらしいけど何を入れればよいのか…使っているワードプレステーマと干渉したらいやだし。
今回の投稿でワードプレスでの表(テーブル)の作り方をご紹介します。
このブログではCocoonテーマを使っています。なので内容的にはコクーン寄りな部分はありますが、初心者の方であればほかのワードプレステーマでも参考になるかも。
表を作るのは「手間」ですがそのひと手間で見る人の読みやすさ(可読性)が向上します。それと、記事の順位が上がりやすくなりますよ、多分【体感】。
表(テーブル、表組)でブログ記事を見やすく
自分がブログをやるようになり、数多くのブログを毎日読むようになりました(読み流しているとも言う)。書かれている内容にはよりますが、効果的に表が使われているブログは読みやすく、内容に集中できます。
一方で、スペック的な情報を文章だけ(段落「P」要素のみ)で書かれていると正直読みづらいです。

っていうか離脱するかも
画像で表を入れちゃう?
記事を閲覧する人の視点では、表がHTMLのタグで表記されていようが、画像挿入されていようがどちらでも知りたいことはわかります。
それはそれで良いのですが、単純に見た目が同程度であれば、後者はSEO的に損をするような…

たまにオフィスで表作って画像貼り付けている人見ます
我らが神、グーグル様は表内の文字情報もしっかりとご覧になられています。(検索で引っかかることがある)画像がものすごく見やすいとかだと話しが変わると思いますが。
HTMLテーブルの基本
簡単に作れる方法やツールは記事後半にあります。ただ、テーブルは基本を知らないとなかなか痒いところに手が届きません。なので、基本的なタグは身につけておきたいところ。
覚えておくべきHTMLタグ
HTMLタグ | 説明 |
---|---|
<table>~</table> | 表(テーブル)の構造上の箱。 |
<tr>~</tr> | 表での横一行を意味する。 |
<th>~</th> | 表で見出しとなるセル。 |
<td>~</td> | 表でデータを入れるセル。 |
<thead>~</thead> | テーブル内の行グループを見出し部分として定義する。 |
<tbody>~</tbody> | テーブル内の行グループをデータ部分として定義する。 |
<tfoot>~</tfoot> | テーブル内の行グループをフッター部分として定義する。 |
上記以外にもthead, tbody, tfootなんかもありますが私は使っていないです。コード挿入した後に、ワードプレスが勝手につけてきますが。CSS装飾する場合、こういうタグ使うんでしょうね。

テーブルタグの書き方
見出しを上にする
まず基本ですね。
<table>
<thead>
<tr>
<th>見出し01</th>
<th>見出し02</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>データ</td>
<td>データ</td>
</tr>
</tbody>
</table>
見出し01 | 見出し02 |
---|---|
データ | データ |
見出しを横にする
これもよく見ますね。
<table>
<tbody>
<tr>
<th>見出し01</th>
<td>データ</td>
</tr>
<tr>
<th>見出し02</th>
<td>データ</td>
</tr>
</tbody>
</table>
見出し01 | データ |
---|---|
見出し02 | データ |
縦方向(垂直)に結合する
「row」は行って意味です。「rowspan」に数値を入れて結合する行数を指定します。
<table>
<thead>
<tr>
<th>見出し01</th>
<th>見出し02</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td rowspan="3">縦方向の結合</td>
<td>データ</td>
</tr>
<tr>
<td>データ</td>
</tr>
<tr>
<td>データ</td>
</tr>
</tbody>
</table>
見出し01 | 見出し02 |
---|---|
縦方向の結合 | データ |
データ | |
データ |
横方向(水平)に結合する
こちらは「col (column)」で列です。「colspan」に数値を入れて結合する行数を指定します。「rowspan」もそうですが、起点となる場所から数値を入れます。
<table>
<thead>
<tr>
<th>見出し01</th>
<th>見出し02</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td colspan="2">横方向の結合</td>
</tr>
<tr>
<td>データ</td>
<td>データ</td>
</tr>
<tr>
<td>データ</td>
<td>データ</td>
</tr>
</tbody>
</table>
見出し01 | 見出し02 |
---|---|
横方向の結合 | |
データ | データ |
データ | データ |
列を折り返さない
これ、スマホで見るとき結構難しいですよね…
<table>
<thead>
<tr>
<th>見出し01</th>
<th>見出し02</th>
<th>見出し03</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td style="white-space:nowrap">あいうえおかきくけこさしすせそたちつてと</td>
<td>あいうえおかきくけこさしすせそたちつてと</td>
<td>あいうえおかきくけこさしすせそたちつてと</td>
</tr>
</tbody>
</table>
見出し01 | 見出し02 | 見出し03 |
---|---|---|
あいうえおかきくけこさしすせそたちつてと | あいうえおかきくけこさしすせそたちつてと | あいうえおかきくけこさしすせそたちつてと |
NGパターン(AMP にした時エラーになります)
<td nowrap>あいうえおかきくけこ</td>
OKパターン
<td style="white-space:nowrap;">あいうえおかきくけこ</td>
テーブルにタイトル(キャプション)を入れる
これはやってもやらなくてもよいのですが、私はググ神へのメッセージ「こういう表がこの記事にあるよ」とおまじないでタイトルをいれることがあります。
<table>
<caption>テーブルのタイトル</caption>
<thead>
<tr>
<th>見出し01</th>
<th>見出し02</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>データ</td>
<td>データ</td>
</tr>
</tbody>
</table>
見出し01 | 見出し02 |
---|---|
データ | データ |
ワードプレスでの表(テーブル)作り方
やり方としてはビジュアルエディターを使う方法と、HTMLでコード挿入する方法になります。
Gutenbergを使うのが今一番ホット

「Gutenberg」。このワード聞いて、今離脱しようとしてない?w
ワードプレス5.0より、新エディタ「Gutenberg」が導入されたのは2018年12月頃のお話。当ブログではすでに積極利用しています。

まぁ、使いづらい・とっつきづらいとご意見はありますが、表(テーブル)作成に関して言えば一番やりやすく、余計なプラグインが不要です。

アプローチとしては簡単ですが、テーブルヘッダー「th」が指定できなかったり、タイトル「caption」指定できなかったりと融通が利かないところもありますが… とはいえ
カンタンは「正義」です。
スマホでも表を挿入できるのはこのやり方のメリットですね。
HTMLコードで表を作成
原始的になりますが、HTMLコードで書いてしまうのが一番融通が利きます。
ワードプレス上だと若干厳しいので、コーディング用のエディタなどで予めコードを作っておいてそれをコピペするのが良いです。私はほぼこの方法で行っています。

▲ クラシックエディタの場合、矢印の </> ボタンでコード挿入ポップアップを呼び出します。

▲ 出てきたポップアップにあらかじめ準備していたHTMLコードをコピペ。これでテーブルができます。エディタ上もテーブルが見たまま形成されます。

▲ クラシックエディタ以外に、GutenbergではカスタムHTMLでの挿入があります。
エディタ+Emmetで高速テーブル作成

普段、ブログの下書きはコーディングエディタ(Sublime Text)とEmmetのプラグインで書いています。これに慣れるともう戻れません。
こんな感じのスニペットを書いて…
table>caption{テストテーブル}+(thead>tr>th{見出し0$}*3)+tbody>(tr>td*3)*3
タブ(「Tab」)押して展開すると表になります。
<table>
<caption>テストテーブル</caption>
<thead>
<tr>
<th>見出し01</th>
<th>見出し02</th>
<th>見出し03</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td></td>
<td></td>
<td></td>
</tr>
<tr>
<td></td>
<td></td>
<td></td>
</tr>
<tr>
<td></td>
<td></td>
<td></td>
</tr>
</tbody>
</table>
スニペットなんて書けない…なんて思うかもしれませんが、何度か書いているうちに結構覚えちゃいます。忘れたらチートシート見ればいいし。
Emmetが使えるエディタは何種類かあるようですが、私は「恋に落ちるエディタ」とキャッチフレーズがつく “Sublime Text” を使っています。HTMLのタグ打ち以外にも便利な編集機能が豊富です。
次の書籍で基本を身につけました。本すべて読む必要なくて、半分くらいかな?キンドルPCで画面に写しながらコード打ってたら二日くらいで身につけられました。
エクセルからテーブル作成
既存のエクセルやGoogle スプレッドシートからコピペで表作成のHTMLコードを出力してくれる便利なサイト。普段はエディタでテーブル作っていますが、データが膨大な場合はこういうサイトも使っています。
見出しを「行」「列」意識してタグを作れる優れもの。

▲ 使い方は非常に簡単です。まず、見出しオプションを決めます。
- 見出しなしのパターン
- 見出しが上にあるパターン
- 見出しが左横にあるパターン
- 見出しが上横両方にあるパターン
そして、エクセルやグーグルスプレッドシートからセルデータをコピー&ペースト、「変換」します。
- Gutenbergブロックの場合、「カスタムHTML」を選んでコピペ。
- クラシックエディターの場合、「HTML挿入」でコピペ。
今回使うデータは次の通り。

コピペで出来たテーブルがこちら(タイトルは私がつけました)。
年 | 人口 | 人口成長率(年) |
2018 | 106512074 | 1.52% |
2017 | 104918090 | 1.55% |
2016 | 103320222 | 1.58% |
2015 | 101716359 | 1.65% |
2010 | 93726624 | 1.67% |
年 | 人口 | 人口成長率(年) |
---|---|---|
2018 | 106512074 | 1.52% |
2017 | 104918090 | 1.55% |
2016 | 103320222 | 1.58% |
2015 | 101716359 | 1.65% |
2010 | 93726624 | 1.67% |
年 | 人口 | 人口成長率(年) |
---|---|---|
2018 | 106512074 | 1.52% |
2017 | 104918090 | 1.55% |
2016 | 103320222 | 1.58% |
2015 | 101716359 | 1.65% |
2010 | 93726624 | 1.67% |
年 | 人口 | 人口成長率(年) |
---|---|---|
2018 | 106512074 | 1.52% |
2017 | 104918090 | 1.55% |
2016 | 103320222 | 1.58% |
2015 | 101716359 | 1.65% |
2010 | 93726624 | 1.67% |
表作成(おまけ:Cocoonのみ)
スマホで横にスクロールさせる表
元々、Cocoonの標準設定で横に長い表をスクロールさせることが可能です。以下の記事ではスマホの場合のみ、横スクロールさせるカスタマイズをしています。

PCはスクロールオフ、スマホは左横見出しは固定するように調整しています。
まとめ
こんな感じで、表(テーブル)作り方をご紹介しました。もう少しJS入れたテーブルも使う予定なので、時間のあるときに付け加えておくと思います。
おしまい。
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