飛行機に乗るとよく遅延します。
よく?いや、気のせいかもしれない。人は、自分が感じたことをやや大げさに表現してしまうことがある。正確に描写できないのであれば、無責任に「よく遅延します」とは言わない方が良い。
「よく」は主観であり、その人の感覚だ。「よく」などと自分ではそう思っていても、人から見れば客観的な事実がなければ、その感覚を共有することはできない。
でも私は言える権利がある。
なぜなら、過去に36時間の遅延を食らったことがある。このブログ内にきちんと記録がある。私は数字と確かな記録で描写した。
36時間というか、正確には「1欠航+翌日さらに受けた数時間の遅延」だった。
私はこの遅延のおかげで、有給を二日無駄に消化して日本に帰国した。それは半年前のことだ。SFC修行の最後の便で、華麗にビジネスクラスで解脱するはずであった。最終解脱。ツイッターでみんなに、それは盛大に祝ってもらうはずであった…
半年前にやや衝撃的なタイトルの日記を投稿した。
エアチャイナ(中国国際航空)の遅延・欠航などというワードで調べれば、大抵目の入るところにこの記事が出力されるはず(この記事投稿時点では)。
私は記録した。客観的な事実として残し、人に共有できる内容として記事にした。
ごめん、なんの話してたっけ?(笑
あ、そうだ。ベトナム航空に搭乗した話だった。遅延という書き出しをした途端、エ○チャイナへの不満がまるで昨日のことのように吹き出してしまった…
そう、今回ベトナム航空は遅延した(CAのように欠航はなし)。
それは可愛いものであった。それでは搭乗記を投稿しよう。
フライト概要(ベトナム航空 HAN-SGN/VN279)
冒頭はふざけましたが、遅延自体はたいしたものじゃないのでここから普通の文章に戻ります(苦笑
今回の往復フライト工程は次の通りです。
- 往路1便目成田 – ハノイ(A350-900)
往路2便目ハノイ – バンコク(A321)遅延→私一人別のフライトに割り振られました。
往路3便目バンコク – ホーチミン(A321)同上っす。
- 往路2便目ハノイ – ホーチミン(B789)
今回の投稿対象です。グランドスタッフから直でホーチミンへ向かうように提案されました。
- 復路ホーチミン – 成田(A350-900)
日付 | 2019年 6月 7日(金) |
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時刻 | 21:16 – 23:05(1時間16分遅延) 本来の便は、VN619->VN606でSGNへ移動。VN619が遅延でこのVN279に変更。 この便も1時間ちょっと遅延した。 |
路線 | VN279 ベトナム/ハノイ(HAN)-ホーチミン(SGN) |
機材 | ボーイングB787-9 |
航空券価格 | 四つ星ホテルをセットして 驚異の往復¥55,161 |
マイル | ANAで721マイル |
ハノイ・ノイバイ国際空港
ホーチミン(SGN)は昨年利用していますが、ハノイ(HAN)は初めての利用です。国際線側のターミナルは比較的新しいようで綺麗でした。
空港ラウンジ
私の搭乗スタイルは、なんでもありです。
現在は、ANAプラチナですがよくLCCにも乗ります。今回は、ベトナム航空なのでステータスがないのでプライオリティパスを利用して空港ラウンジを使いました。
当初は、国際線からバンコクを経由して再びベトナム・ホーチミンに入国する予定でしたので、国際線側のプライオリティパス対応ラウンジを使いました。結果的には、国内線の方も使うことになるのは後述します。
搭乗レポート
国際線側のラウンジを出て
▲ ノイバイのソン・ホン・ビジネス・ラウンジを出た直後より。
バンコクに向かう予定でした。なんでこんな変なルートかというと、VNのセール時にフライトを探していたらGoogleフライト上で「 NRT->HAN->BKK->SGN 」という終日フライトを見つけてしまいました。
飛行機を散々乗り回せる、でブログネタにもなる。ということでこんなフライトを選びました。
▲ バスで移動する直前、VNさんの飛行機が正面に見えました。
▲ バスで移動中。
▲ 搭乗するA321。機体の後方側でバスを降りましたがあえて遠回りして写真撮りながら前方の入り口へ(写真はタップで拡大可能)。
▲ A321機内の様子(写真はタップで拡大可能)。
このあとは30分くらいでしょうか… なかなか出発せず、機内アナウンスが慌ただしくなります。聞いていると、どうやら機材トラブルのようで出発できないとのこと。
▲ 降ろされちゃいました。別の便に振り返るらしい。
まぁ、このあと飛行機を降りるわけですが、私はこの便で移動できないと次の便に物理的にまにあわないことがすぐにわかりました。
ひとまず事情を説明をば
グランドスタッフに事情を説明します。
飛行機が遅れ申し訳ありません。
変なルートとわかっています。
HAN->BKK->SGNのルートです。さっきの便に乗れなかったから次のBKKの便も間に合いません。どうすれば良いですか?
え、なにこれ。この人正気?
▲ ホテルは予約済みで、翌日の便になってしまうと一泊損をしてしまいます。心の底では…
ホテルを負担してくれるなら、バンコクでの一泊もありだな。
▲ という邪推が生まれます。しかしながら現実には…
ご提案します。直接、ホーチミンへ行って(めんどくさいやつだな)
だよね…(笑
(いや、オタクから出力されたルートだよ?w)
▲ 同じ便の他の方々はバンコクへと旅立ち、私一人のみハノイに取り残されます。グランドスタッフと歓談しますが。
実はもう一つオプションがあるのよ。何なら夜の便で東京に帰る?
そ、それだけはご勘弁を….
VN航空機の遅延・欠航時の取り扱い
事後確認ですが、VNさんの遅延・欠航の取り扱いについては公式サイトで公開されています。
- 1-2時間以内:飲料
- 2-6時間以内:食事と飲料
- 6時間以上:宿泊
今回の遅延希望は1番目で軽微ですね。ドリンク(水ですけど)をもらいました。補償金支払い、払戻し条件などは公式サイトをご覧ください。
気づいていなかった入国手続き
このあとは制限エリア内を一旦出されて、第2→第1ターミナルに移動します。気づいてませんでしたが、入国手続きになっていました。
▲ 一人待っていてと…
▲ アオザイ姿のグランドスタッフに連行されて保安検査場に向かいました。保安検査場を出て別のターミナルに向かいました。
チェックイン
▲ 国際線ターミナル(第2)から国内線ターミナル(第1)へ移動します。なお、預け入れていた荷物もきちんと返してもらえました。これ、地味にすごいなぁ…って思いました。
数ある荷物から私の小さなスーツケースを探し出したのか…(さほど待っていない)VNやるな。
とちょっと感動しました。
▲ 国内線ターミナルでチェックイン。
自身はベトナムへの入国手続きが済んでいる事に気づいていない…(笑
このあとは、一旦ラウンジへ立ち寄ります。リンクはさっきと同じで、国際線・国内線で入れるプライオリティパスラウンジをひとまとめにしています。
機内への搭乗
地味ーに夜の便も遅延します。これもなんだかんだで1時間以上遅れての搭乗になりました。もう感覚的には小さな出来事なので細かい描写は省略します。
▲ 搭乗する際に気づきましたが、ハノイからホーチミンという短いフライトでB787-9が使われていました。いいですね♪
機内の様子、機内食
▲ ラウンジで食事もしてはいますが、親の教育のおかげで目の前で見かけた食事は残さずに食べます。
着陸
着陸した後にようやく自分がベトナムに入国済みであるという事実に気づきます。
入国審査がない… 両替がない…. ベトナムドンは家に忘れた…(笑
幸いなことにホーチミンでは国内線ターミナルから国際線ターミナルに徒歩で移動できました。後者に移動して両替手続きをして、市内に固定料金のタクシーで向かいました。すでに時間も遅かったので、もう面倒な交渉は全て省略。
まとめ
という感じで、休日もない週末に成田から無駄に遠回りしてホーチミンへお出かけした話でした。
途中で遅延をくらってしまいましたが、時間に余裕もあった関係で心の底ではワクワクしていました。
HNTですね(笑
今回の便は合計4回の搭乗機会(1便は変更によりカット)とホテルがセットで驚異の¥55,000でした。VNのセール時にエクスペディアAIR割を組み合わせたことによるお得案件です。
参考 エクスペディアAIR割