2018年 8月のマレーシア旅行、クアラルンプール郊外・プトラジャヤ地区にあるプトラモスクを観光して来ました。日本だと「ピンクモスク」という呼び名の方が有名のようですね。プトラジャヤ湖に浮かぶ美しい佇まい、インスタ好きにはたまらないロケーションだと思います。
記事内、現地通貨で表記することがあります。
現在、 1マレーシアリンギット(MYR) = 円です。1万円を両替すると、 リンギットになります。
よく使う通貨・紙幣
- 5リンギット: 円
- 10リンギット: 円
- 20リンギット: 円
- 50リンギット: 円
- 100リンギット: 円
更新日時: (自動取得データ)
新行政都市 プトラジャヤ
プトラモスク(ピンクモスク)は、マレーシア第3の行政都市・プトラジャヤ地区にあります。
プトラジャヤ、マレーシアの連邦直轄領(Federal Territories)にあたる地域になります。「連邦直轄領」というのは、マレーシア連邦政府が直接統治を行っている地域のことでマレーシア内では3地域が該当します。
マレーシアの行政3都市
- クアラルンプール
- ラブアン
- プトラジャヤ
また、”プトラ”は「プリンス」「男の子」、”ジャヤ”は「成功」「勝利」を意味するそうです。1990年代から開発が進み、今後の人口増加が期待されている都市となっています。
プトラモスク(ピンクモスク)について
施設名 |
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住所 | Persiaran Persekutuan, Presint 1, 62502 Putrajaya, Wilayah Persekutuan Putrajaya, マレーシア |
URL | (ちょっと探したけど、政府公認が見当たらない) |
気になるピンクモスクのスペック
- 施工開始は1997年、完成は1999年(どんだけ早いの)
- 建設費は2億5,000万リンギット
- ピンクはバラ色の花崗岩を使用しているから
- ドーム高は50m、ミナレット(イスラムの光塔)は116m
- 崇拝者 15,000人を収容可能
▲ ミナレット付きの良い画像を撮影し忘れてました。背の高いのがミナレットというようです。(行く前に調べておけばよかった…)
クアラルンプールからの行き方(アクセス、最寄駅)
クアラルンプールからは電車、バス、タクシー(Grab)で行くことができます。バスは断片的にしかわからないので、電車とGrabをご紹介します。
電車(KL Transit Train)
KLセントラルからは「KL Transit Train」を使って、プトラジャヤ駅に行くことができます。
「KL Transit Train」の通過駅、運賃、所要時間等は次の記事にまとめています。
クアラルンプール市内からプトラジャヤ駅に着いたら、そのあとはピンクモスクへの移動は、バスかタクシーで移動することになります。運賃は、タクシーでも10リンギットいかないくらいです。
距離的に歩いて行けなくもないですが、日差しがかなり強いのでオススメしません。
車(タクシー、Grab等)
今回、私はクアラルンプールからGrabで往復しています。何人かで見に行くのであれば、電車よりGrabのほうが効率よく移動できると思います。電車で行っても結局、駅からはバス、タクシーを使うことになるので。
行きは、ペトロナスツインタワーからピンクモスクへ移動しました。
- 距離:32.2km
- 運賃:56.5リンギット
帰りは、ピンクモスクからブキビンタンへ移動しました。
- 距離:38.5km
- 運賃:46.5リンギット
なお、2018年の旅行ではGrabをかなり使っておりまして、以下の記事に全てのルートと運賃を記録しています。運賃相場の把握の参考にしてください。(全 18 移動ログ)
考えるのがメンドウならKlookという選択肢
Klookというアプリをご存知でしょうか。
Klookとは、世界各地の現地ツアー・アクティビティをオンラインで予約できるサービスです。私は、不慣れな都市に行くときに使っています。全てを自分で調べてとか大変。
そんな時はツアーで旅をするのが楽なのですが、単独行動とか、「航空券+ホテル」を自己手配した場合、現地で何するかまでなかなか手が回らない。
そんな方にオススメがKlookです。アプリやPCからサクッと予約できます。次の記事でKlookを紹介しています。
ピンクモスクを回るツアーは次のようなものがあります。英語ですがガイド付き、ホテルへの行き帰りの送迎が付いています。4,000円/人と割安。
(プトラジャヤと農業遺産パークのツアー)
- 農業遺産パーク
- プタリン・ジャヤ政府施設
- プトラ・モスク
- プトラ・ペルダナ
- プトラ橋
ガイド付きツアー
ガイド付きのツアーは、時間で決められています。(こちらのガイドはモスクで無料で行われているガイドのことです。)
金曜日以外 |
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金曜日 |
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私はちょっと時間が合わず、ガイドがない自由観覧形式になってしまいましたがモスク構築の背景など細かく聞きたい場合はガイド付きのツアーに参加したほうが良いと思います。
モスクでの服装
国教がイスラム教のマレーシア。モスクは神聖な場所となります。
肌の露出が多い服装でのモスク内の徘徊は「NG」です。上下ともに肌の露出を出さない服装が好ましいですが、現地では肌を覆うためのローブの貸出をしています。
私も半袖、短パンの服装でしたのでローブを無料で借りました。厚みがあって、結構暑いです…
おすすめの時間
時間帯はなんとも言えませんが、とにかく涼しい時間帯でしょうか。私が行ったのは8月で、日差しがものすごく強かった…
夕方にわずかですが、モスク内を回るガイドツアーがありますし、夕涼みにクルージングもできます。夕方に行くのが良いかもしれません。
クルーズ On プトラジャヤ湖
ピンクモスク周辺のプトラジャヤ湖(Tasik Putrajaya)を回るクルージングのサービスが提供されています。早割(Early Bird)、通常料金という2つの料金体系のようです。
私は現地で購入したので通常料金のクルーズでした。他にもディナー・プラン、チャーター・プランがあるようです。
- 早割:AM 11:00 〜 12:00まで。土日・祝日は10:00〜
- 通常:13:00, 14:15, 15:30, 16:45, 18:00, 19:15〜
種別 | 通常 | 早割 |
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大人 | RM 50 | RM 25 |
子ども | RM 35 | RM 18 |
ピンクモスクからブルーモスク
マレーシアでピンクモスクと比較されるのがブルーモスク(スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・モスク)。
こちらはクアラルンプール郊外、南西へ30kmの場所にあります。ピンクモスクからブルーモスクへの移動に車を使えば、どちらも楽しめるかと思います。
私は次回のマレーシア訪問で観光すればよいやということで今回はパスしました。
ブルーモスク vs ピンクモスク
ブルーモスクとピンクモスク どちらが人気なのか、気になったのでGoogleトレンドと検索エンジンの表示数を比較して見ました。
Googleトレンド上はブルーが人気に見えます。「マレーシア」と入れると比較できなかったので、ほかの国のモスクも含まれている可能性があります。
▲「マレーシア ピンクモスク 」の検索結果数は、「78,700件」でした。
▲ 「マレーシア ブルーモスク 」の検索結果数は、「127,000件」でした。
検索結果を見ても、ブルーモスクの方が人気なんでしょうか。
プトラモスク(ピンクモスク)へ行って見た
▲ ピンクモスクの正面にて。この時点でミナレットとかいう存在には気づいていない説。
▲ 自由奔放な姿で来た二人。ローブを借りますが、暑くてたまりません。モスクへ近づきます。
▲ モスク入り口周辺にて。
▲ お土産の本でしょうか。優しそうな表情のマレーシア人の女性。
▲ いよいよピンクモスク内部へ突入。
▲ 丁寧な作りです。
▲ ドーム高は50m。でももっと大きく見えます。
▲ 絶景を激写するお連れさん。
▲ ほんと、ピンクですよね。
▲ 内部に入って、そこから少し裏側。ほい、ちゃんと観光せいっ。
▲ 再び、入り口周辺。イスラム教の本でしょうか。購入できるのかしら。
▲ イスラム教の祈り方。
▲ モスクを徘徊した後は、クルージングに向かいました。ピンクモスクから下の川辺に下る階段があります。おりた場所にクルージングの入り口があります。
▲ 暑かったので写真だけ撮って立ち去りましたが、夕涼みの時間であればここをゆっくり歩いてみたいです。
▲ 50リンギット×2のチケットを購入し、船内部へ。
船の内部です。外はとても暑いのですが船の中は冷房が効いています。のんびりとクルージングして外の景色が見られます。
途中、船のデッキの方にも出ることができます。運が良ければ、プトラ湖に浮かぶピンクモスクを見ることができるでしょう。クルージング中はモスクを撮りそびれてしまいましたが、クルージングの動画を1分程度にまとめてみました。
タイムラプスなんでサクッとみれます。
最後に
観光スポットとしてとても良い場所です。鮮やかなピンクが印象的でした。昼の暑い時間だったので、次回行くとしたら夕涼みの暑さの和らいだ時間に行ってみたいものです。
▼ 2018年夏のマレーシア旅行記は次のまとめ記事に集約しています。
- 旅程
- 観光・ツアー内容
- 移動手段
- 宿泊先
- 旅費
などポイントを記載しました。